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体の健康は歯の健康からブログ一覧

  • 2020.01.04

    インフルエンザ予防






    インフルエンザの流行は、寒いこの時期に毎年毎年やってきます。体中に症状があり、のどの痛みや強い咳に加え、倦怠感や関節の痛みまで引き起こします。中でも、乳幼児や高齢者は重症になることもあるので注意が必要です。

    どのようにうつるかというと……
    1)インフルエンザ患者の咳やくしゃみを直接吸い込んでしまい感染=飛沫感染

    2)インフルエンザウィルスが付着した物にふれてしまい、さらにその手で鼻、耳、口を触り体内にウィルスをいれてしまうことで感染=接触感染

    3)換気が十分じゃない環境で、インフルエンザウィルスが塵やほこりに付着し空中を舞うことで感染=空気感染

    予防対策として有効と考えられてるものは、日常的な手洗い、うがい、鼻うがい、マスクの着用さらに口腔ケアなどがあります。
    ただし、近年厚生労働省がマスクについて、「感染拡大を防ぐのに有効だが、自分を守る手段としては推奨してない」という記事がありました。 もちろん咳が出ているときは、”咳エチケット”としてのマスクの着用はマナーとして心がけていただきたいところです。ただ、ガーゼマスクの網目は、ウィルスが簡単に通ることが出来る大きさであることも理解してほしいです。 では、最近よく見かける不織布(ふしょくふ)製のマスクの網目はどうでしょう。これはガーゼマスクよりも細かいのですが、ウィルスの大きさの50倍はあります。ウィルスが通過する可能性は多いにあります。

    人の周りにたくさんの細菌やウィルスがいること、人の体内に細菌やウィルスがいることは、至極当たり前のことです。 そして、セルフ口腔ケアとプロの口腔ケアでインフルエンザウィルスの侵入・定着を防ぐことが出来ます。

    インフルエンザウィルスは、細菌と違って自ら動いたり増えたりできません。自ら行きたいところに行く訳じゃなく、他力が働くことにより感染するのです

    123の方法で体内に入り、粘膜から細胞に入り込んでインフルエンザは発症するのです。 粘膜から細胞に入り込む際のプロテアーゼという酵素をプラークは持っています。 粘膜から感染するきっかけに必要なプロテアーゼが口の中に多ければ、インフルエンザウィ ルスは簡単に粘膜から入り込み定着してしまいます。

    口の中が汚れていることが、インフルエンザウィルスの感染を容易にしているのです。 口の中のプラーク(細菌)は、インフルエンザウィルスを粘膜の中に侵入しやすくする働き があることが厄介なのです。

    歯や舌などに付着しているプラークを除去する事が、インフルエンザ予防の一つになります。 ご自身のお口ケア、専門家によるお口ケアがいろんな理由で欠かせないものとなっています。




  • 2019.11.15

    歯周病の検査って何をしてるのか






    歯周病とは、歯をそこに存在させるための組織の病気です。
    はぐき、歯とはぐきを結びつけている繊維、そして歯が埋め込まれている骨がその組織になります。
    「歯周病の検査をしてもらったことがありますか?」と聞くと『針をいろんなところに刺す検査ですよね』と答えてくれる方が多いです。
    歯周病と診断するのは歯科医師ですが、検査は歯科衛生士もすることができます。
    針って?刺すってどこに?そんなことを説明します。

    歯周病の検査は、レントゲン、揺れの検査、口の中の写真検査などがありますが、一番時間をかけて行う検査がポケット検査(ここでは一般的にわかりやすいであろう言葉にしてます)です。歯とはぐきは、細かい繊維で結びつけられています。そして、健康な人でも歯とはぐきの間には、数mmの深さの隙間(歯肉溝)があります。

    この隙間は、歯周病菌の悪さによって広げられたり、深くなったりします。歯周病の症状を表しはじめたこの隙間を歯周ポケットといいます。歯周ポケットの検査で、いろいろなことがわかるのです。この検査に使うものは、針のように先端が尖っているもはありません。シャープペンの芯ほどの太さのもので、先端は尖っていない器具を使います。これを、優しいわずかな力で歯周ポケットに入れます。狭い隙間ですから、炎症がありそこにふれた時にはチクチクすることもあるかもしれません。そんなときは、そのときに決めた合図で教えて欲しいのです。
    炎症が強いなどの問題がある時を除き、痛い検査ではないし、もし痛かったら痛みを我慢する検査でもありません。痛みという反応があったことを、歯科衛生士に伝えることは検査情報としても大切です。歯周病の状態を知るため、歯を1本1本丁寧に診ていきます。
    歯の全周囲のポケットを、器具でなぞるように検査します。検査表には、そのときの深さを記録します。1本の歯の周囲を6分割し6点の深さを記録します。この深さは、深ければ深いほど歯周病が進行していることを示します。

    数値で表すことで、どのくらい悪いのか良いのかがわかりやすく伝わります。
    さらに、この器具で歯周ポケットなぞると出血してくることがあります。この出血するかどうかというのは、歯周病の進行具合の評価として、そしてご本人に理解してもらいたいこととして、とてもとても重要なことなのです。炎症の診断に大切なのが、この出血なのです。

    前述したとおり、痛くない検査で出血するのかしないのかを診ています。健康な状態は、炎症がないので出血しないのです。
    器具を挿入しながら、歯周ポケットの深さを測り出血の有無を確認し記録しています。

    このポケット検査は、ご自身にわかってもらいやすい歯周ポケット深さ、出血だけじゃなくいろいろとたくさんのことがわかります。
    はぐきの弾力や形、色、質感。歯の根の形や曲がり方。歯周ポケットの中にある歯垢の量、歯石の量、歯石の付き方。歯の根の股のところにある炎症、歯石、病気。それ以外に、検査時に見える唇や舌や頬の状態、歯の並びやかみ合わせ、歯の喪失などなど。
    はぐきの検査から得られる情報はとても多いのです。
    そして、検査を記録するのは、重症・軽症を知るばかりでなく、進行状態をみていくという経過を追うことが大切だからなのです。
    針じゃなく、いろいろな情報を得るために”プローブ”という器具を使って診ているのです。


  • 2018.11.10

    すごいんです、だ液。

    むし歯予防にだ液が大切って、もう覚えてくれましたか。

    先日来院した2才のお嬢さんのお母様がお話ししてくれました。
    「市の2才児検診でだ液のph検査をしたんです。そしたら、7だって言われて。嬉しかったです。」

    わかりますか??
    ph7は‟中性“ってことなんです。

    子どものむし歯予防には、だ液の活躍が期待されるのをわかっているお母さんだからこその発言です。

    むし歯菌は、酸性の環境で栄養を取り入れます。そして、酸を出して歯を溶かします。

    口の中が、だ液が酸性に傾いている時にむし歯になる可能性が高いのです。

    食事をすると、口の中は酸性になります。甘い物を食べると、それがむし歯菌のえさになります。

    食べた後、酸性になった口の中を中性に戻してくれるだ液。普段から、できるだけたくさん出るように訓練しましょう。

    よく噛むことです。

    食事中にたくさんかむことで、だ液は出やすくなっていきます。食べている時は、消化を助けることに一生懸命なだ液です。

    食べてない時は、むし歯予防に働くのです。

    さらに、生えたての歯にカルシウムを送り込むのです。より丈夫な歯へと成長させていくのも、だ液あってこそです。

    食べてない時にむし歯予防に働くのなら、食べてない時間も大切です。食べていない時間が長いと、むし歯になりにくくなるのです。

    だ液がむし歯予防に活躍してくれる時間が長いからです。

    子どものむし歯予防に、だ液が大活躍!!むし歯が生活習慣病ともいわれる理由の一つです。

     

     

  • 2018.10.26

    歯ブラシの硬さは?

    自分の普通が、人にとっての普通じゃないことは多いもの。人の普通が、自分にとっての普通じゃないことも多い。じゃあ、普通って何なのでしょう。

    「ハブラシのかたさは、何をお使いですか?」

    『普通です』

    歯科衛生士として、いつも疑問に思う言葉です。市販のハブラシの普通のかたさが、皆おなじじゃないのです。それぞれのメーカーの統一されてない表示なのです。

    歯間ブラシの太さもそうです。”SS”と表示されていたとしても、すべてのメーカー共通ではないのですよ。一見似た太さに見えても、毛のかたさの違いで使いやすさも変わってきます。きれいにできるかどうかも、変わってきます。

    あらためて、市販品の選択肢の多さにびっくりします。歯科衛生士になって間もなくの頃は、市販のブラッシング道具をすべて使おうと思って買い試していました。今じゃ、全部試すなんて到底無理です。あまりの種類の多さに、ため息が出るほどです。

    結論として、応用のきくシンプルなものが使いやすいです。効果的にきれいになります。ギザギザだったり、ゴムが毛の中に入りこんでいたり、変わった形のものは
    難しすぎます。

    惑わすコピーにだまされないでくださいね。

    『歯医者さんおすすめと書かれていたから』

    『歯医者さんが考えたはぶらしと書かれていました。そうなんでしょう。』

    『歯医者さん推奨だから、良い商品よね』

    私たちは、言葉に魅かれるし、言葉にだまされます。ぜひ、あなたの口の中を見てすすめてくれる道具を使ってもらいたいです。

    かかりつけの歯科医院でかかりつけの歯科衛生士と一緒に、あなたにすすめる
    使いやすい道具をさがしていきましょう。

  • 2018.10.13

    誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)って?

    日本の死因のベスト5に必ず入っている肺炎という病気。
    高齢者の病気と理解されている方も多いのではないでしょうか。
    高齢で、体力が低下している人にそのリスクはあがります。そして、お口の状態の悪化が加わると、急激にそのリスクは上昇します。お口の状態が悪いと、若くたってそのリスクを抱えています。

    お口の状態が良いということをまとめてみましょう。

    1. お口の中が清潔であるということ

    2. ちゃんと噛めるということ

    3. 安全に飲み込めるということ

    食事中に、『変なところにはいってしまった』と大きく咳をしたりむせることはありませんか??

    口の中の食べ物と空気の分かれ道を誤った時に起こる状態です。空気が入るべきところに、食べ物が入ってしまったからです。これを、誤嚥(ごえん)といいます。誤嚥がひきおこす肺炎を、『誤嚥性肺炎』というのです。

    間違って肺のほうに食べ物、飲み物が行ってしまって大きくむせること。これは、わかりやすい誤嚥です。

    実は、本人も知らないうちに食べ物やだ液が肺に入ってしまうこともあります。寝ているうちに入ることもあり、気づくこともできない場合もあります。決して、珍しいことではないことを知っていただきたいです。

    日々、お口のだ液が肺に入り込んでいることは普通のことなのです。だから、お口のケアが大切なんです。肺炎の方の”たん”に、お口の細菌がいるそうです。口の中のばい菌が、口の中から肺に入り込んで悪さをした結果が肺炎という病気なのです。

    お口の中を清潔にしましょう。体を守るために、お口を清潔にするとお口の中が敏感になっていきます。
    おいしさを感じやすくなります。

    食べる喜びに大きくかかわってくるはずです。