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体の健康は歯の健康からブログ一覧

  • 2018.10.13

    誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)って?

    日本の死因のベスト5に必ず入っている肺炎という病気。
    高齢者の病気と理解されている方も多いのではないでしょうか。
    高齢で、体力が低下している人にそのリスクはあがります。そして、お口の状態の悪化が加わると、急激にそのリスクは上昇します。お口の状態が悪いと、若くたってそのリスクを抱えています。

    お口の状態が良いということをまとめてみましょう。

    1. お口の中が清潔であるということ

    2. ちゃんと噛めるということ

    3. 安全に飲み込めるということ

    食事中に、『変なところにはいってしまった』と大きく咳をしたりむせることはありませんか??

    口の中の食べ物と空気の分かれ道を誤った時に起こる状態です。空気が入るべきところに、食べ物が入ってしまったからです。これを、誤嚥(ごえん)といいます。誤嚥がひきおこす肺炎を、『誤嚥性肺炎』というのです。

    間違って肺のほうに食べ物、飲み物が行ってしまって大きくむせること。これは、わかりやすい誤嚥です。

    実は、本人も知らないうちに食べ物やだ液が肺に入ってしまうこともあります。寝ているうちに入ることもあり、気づくこともできない場合もあります。決して、珍しいことではないことを知っていただきたいです。

    日々、お口のだ液が肺に入り込んでいることは普通のことなのです。だから、お口のケアが大切なんです。肺炎の方の”たん”に、お口の細菌がいるそうです。口の中のばい菌が、口の中から肺に入り込んで悪さをした結果が肺炎という病気なのです。

    お口の中を清潔にしましょう。体を守るために、お口を清潔にするとお口の中が敏感になっていきます。
    おいしさを感じやすくなります。

    食べる喜びに大きくかかわってくるはずです。

  • 2018.09.01

    プレママパパに伝えたいこと

    お腹に新しい生命体が宿ること…….神秘的です。その生命体は、体内で過ごす長いようで短い時間にどんどん成長していきます。妊娠に気づいていないだろう胎生7週頃から、歯の最初の芽が造られ始めます。少しづつ、確実に形づくられるすべての器官のために、バランスのとれた栄養摂取が大切です。つわりのある時は無理をしないで、出来る時から心がけてください。

    お母さんが心がけていた栄養を得て、さらに生まれてから子ども自身が摂った栄養によって歯は出来あがっていきます。いずれはえてくる歯の中で、一番力があり、噛むために一番大切な歯=第一大臼歯(通称6才臼歯)。
    この歯は、歯の芽ができて、根の先まで完成するのに10年半ほどの長い長い時間がかかります。
    この大切な子どもの歯を守ってあげたいという、ご両親の熱い思いを強く感じます。

    むし歯は、感染症で生活習慣病です。むし歯菌が、口の中に存在していないとむし歯にならないのですが・・・・・・・

    身近な大人の口の中にいるむし歯菌が、だ液を介してうつってしまうのです。多くの場合、お母さんお父さんからうつってしまうのです。

    ならば、お母さんお父さんの口の中のむし歯菌を減らすことが大切です。

    1. むし歯の治療をすること

    2. むし歯菌が含まれるプラークと歯石を取り除くこと

    まず、歯科医院で出産前検診を受けていただきたいです。出産前検診を受けていただきたい理由が、まだまだあります。

    お腹の中でも赤ちゃんが健康に成長してほしいと思うのが、親心です。妊娠している時に、もしかしたら胎児にいい影響を与えないかも…….と、お薬を控えたり、たばこ・アルコールをやめたり、自転車の運転を控えたりしますよね。

    プレママにぜひ歯科検診を受けていただきたい【医学的理由】があります。

    それは、歯周病菌が早産や低体重児出産のリスクを高めるからです。口の中の歯周病菌が多いと、このリスクが5倍以上になると言われています。人間の体は、ひとつです。口の中の良くない菌が、全身に影響を及ぼすのも当然と言えます。

    口の中に歯周病の炎症があると、子宮を収縮させる炎症物質が血液の中に入りこんで体をめぐります。

    歯周病がひどくなる

    はぐきから血が出る

    子宮を収縮させてしまう炎症物質が血液の中に入りこむ

    子宮が出産の合図とかんちがいする

    早々の出産となる

    早産や低体重児の出産につながることになる

    20年以上前の母子手帳には、口の健康については『歯の病気は、妊娠中に悪くなりやすいものです。・・・・日頃から、口の衛生に十分心がけることが大切です。』という程度のことしか書かれていません。

    現在は、歯周病の炎症が引き起こすリスクについても、しっかりと書かれています。
    プレママパパに減らしてもらいたいものの一つが、歯周病菌なのです。妊娠期間中は、子どもや体について意欲的に学びたくなる貴重な期間です。
    ご自身の体の変化に、辛く感じることもあるかもしれません。でも、ご自分の声を聞きながら、行動することがこれからの赤ちゃんの人生に大切なことであると思います。

    出産前にしていただきたいお口の中のことが…….

    ①歯のチェック

    ②歯肉のチェック

    ③専門家による歯の検診

    ④専門家による歯のクリーニング

    ご自分の今を知ってもらうためのお口の検診です。今現在の状態を理解していると、変化があった時に気づくことができるでしょう。今の状態を、今できる良い状態に近づけることで健康を理解できるでしょう。

    欠かさず毎日使う歯の、クリーニングをしてもらいましょう。

    毎日毎日使っているものには、垢がたまってきます。ツルツルした茶碗にも茶渋がつくように、つやつやとした歯にも渋がついてきます。きれいだと思っている歯も、徹底クリーニングをするとその色やつやの変化に驚くことでしょう。

    ガスコンロ・エアコンの徹底掃除や浴室の徹底掃除、を体験したことがある人なら、リアルにわかるでしょう。色が変わります。輝きが変わります。臭いも変わります。どんなにきれいにしていたつもりでも、確実に汚れていたことに気づきます。

    これは、ご自身を通じて、わが子の口をみること、口の中の変化に気づくことができるママパパになる訓練なのです。

    予防歯科は、健康な人が通うところです。赤ちゃんが生まれる前に、かかりつけの歯科を見つけてほしいです。赤ちゃんのお口の中の変化は、大きいです。ママパパが気づいてあげて欲しいのです。

    育児は大変な変化の連続です。相談してこたえをもらえる歯科医院を見つけておいてほしいです。

     

  • 2018.08.18

    酸蝕症(さんしょくしょう)の原因

    連日、暑い日が続いています。水分補給、栄養補給を心がけていることと思います。

    むし歯には、むし歯菌によるものとそうじゃないものがあることをご存じですか?
    ① むし歯菌が甘い物をとりこみ、歯を溶かす酸をはき出すことでできるむし歯
    ② 酸性の食品がダイレクトに歯を溶かすむし歯

    酸性食品が歯を溶かすむし歯=酸蝕症(さんしょくしょう)について
    酸性食品によるむし歯の特長は、口の中の広い範囲で被害が拡大します。この酸蝕症といわれる広範囲むし歯の原因となるものを紹介します。
    酢の物、酢、酢のドリンク、梅干、ミカン類、炭酸飲料、アルコール入りのドリンク、スポーツドリンク、栄養ドリンク。

    習慣的に摂ることでむし歯になります。むし歯菌によるむし歯も、酸性食品によるダイレクトむし歯(酸蝕症)も症状は同じです。見た目も質も悪くなり、歯がもろくなります。

    甘い飲み物を毎日のように飲んでいると、すべての歯が同程度に白くなる初期むし歯だらけのお口になってしまいます。他の食品に関しては、奥歯のみ・前歯のみ・歯の裏側に集中・歯の表側に集中。その人の食べ癖によって、特徴的に影響が出ることがあります。

    健康に良いと言われているものでも、歯にとって良い物じゃないこともあるのです。悪しき習慣をやめることができたら、生活の質を上げることができるかもしれません。やめるって、難しいことです。まずは、ご理解いただけたらと思います。

  • 2018.08.04

    治療後のケア

    『治療してもらったのに、またむし歯ができたなんて…』ショックですよね。

    歯の治療は、歯が溶けてしまったところや欠けてしまったところを、人工物で修理することです。皮ふや粘膜のように、自分の治る力で元通りになるわけじゃないのです。だから、なぜむし歯になってしまったのかという原因をさぐって、対処しなければ、またむし歯になってしまうのです。

    むし歯は感染症で、生活習慣病です。日々のあまり良くない習慣があれば、見直すといいですね。
    ・おやつの時間は決めていますか?
    ・おやつを食べる時間を短時間にするように心がけていますか?
    ・ジュースが冷蔵庫にいつも入っていませんか?
    ・食事前に何か食べる習慣はありませんか?
    ・歯みがき直後に何か食べるということに慣れていませんか?

    そして、口の中の整備も考え直す必要があります。治療して、口の中に入ってきた異物とのお付き合い方法も考えなくていけません。

    『せっかく入れたものが取れたら嫌なので、ハブラシも歯間ブラシも全く当てていないです』と、教えてくれた方がいます。

    くり返しになりますが、歯の欠けた部分を人工物で修理することは、天然歯と全く違う状態です。つなぎ目が存在するので、汚れやすく、汚れを落としにくい【口の中の二次災害】が起こりやすい場所になります。治療したところこそ、きめ細かい清掃=歯みがきが大切なのです。

    治療をした歯があるお口の中は、より工夫したご自分の日々の歯みがきをすること。定期的なプロによる歯みがきやケアを徹底すること。それで、むし歯の再発を減らせるはずです。

  • 2018.07.22

    埼玉の歯科医夫婦の実験

    あるアメリカの歯科医の名著によると、先住民族が現代的な食生活をすると、むし歯の発生率が増して歯並びが悪くなることがはっきりと示されているそうです。

    つまり、『伝統食を守っている民族は健康な歯と大きな顎を持っている』のがあきらかのなのです。この事実を知って、埼玉の歯科医夫婦は我が子4人に伝統食を食べ続けさせることで、むし歯予防をすることを決めたのです。先住民族のように、『歯みがきをしない』でです。子どもたち、6才、5才、2才、誕生前のスタートです。

    ごはん味噌汁を中心に、季節の野菜、魚介類のいわゆる和食を食べ続けさせました。間食も、むくだけ焼くだけ蒸かすだけ の物を与えたそうです。結果、4人とも中学卒業まで歯みがきせずにむし歯が0本だったそうです。

    この先生のように、歯みがきを全くしない、させない選択はなかなかできることじゃありません。

    そして現代の生活をする上で、学校の給食など、すべて親の用意した食事のみではありません。
    実は、『何を食べるか』も大切ですが、『どう食べるか』も同じくらいに大切なのです。むし歯は、生活習慣がもたらすものでもあるのです。

    食事と食事の間、食事と間食の間が、規則正しくあいていることがどう食べるかという点で最重要です。だ液による歯の修復の時間を作るためです。何を食べるか、どう食べるか、いかにだ液に働いてもらうか、それに加えてブラッシングの方法、フッ素をつかったむし歯予防。

    いろいろな角度からのむし歯予防の提案を聞いてもらうこと。そして、選択してもらい実施してもらうこと。むし歯予防は、周りの大人の思いと理解で叶います。