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口臭……

口臭……

口臭には、『生理的な口臭』『一時的な口臭』の他に『においが強くて悩みになりやすい病的な口臭』があります。悪臭を放つものは、たんぱく質を分解し揮発性のガスを発生させる細菌です。

歯周病菌も、特徴的に臭う揮発性がガスを発生させます。においを表現することは難しいことですが、卵が腐ったようなにおい、魚や玉ねぎが腐ったようなにおい、生ごみのようなにおいがこのガスの臭いなのです。歯周病菌は、歯周ポケットやデコボコしている舌の上に住みつきます。そのために、歯周病の治療をして、的確なセルフケアを習得すること、継続的なプロのケアが大切なのです。

口臭というくらいですが、大半の原因は口の中にあるのです。歯周病菌以外のむし歯などの菌もその原因になります。むし歯を治療せずそのままにしていると、そこに定着しているむし歯菌は多くのガスを発生します。親しらずの周囲にたまり続け炎症を引き起こす菌や、歯の根の周囲にかくれて炎症を引き起こす菌も原因になります。

他に、鼻の具合が良くないことからおこる口臭もあります。口呼吸することで、口の中が乾燥し、だ液による浄化作用が低下して口臭がすることも多いと思います。口呼吸の原因が鼻疾患と疑われるときは、専門医の受診が必要です。

口と喉と鼻はつながっていますので、口臭の原因はこのどこかにあることが大半です。胃の調子が悪いから…というのは、ごくまれのようです。胃の入り口は、強い筋肉でギュッと閉じているからです。時々のゲップや口の中に逆流する場合は別ですが。

口臭は、人には言いづらく、人から指摘されることもほとんどないでしょう。だからこそ、エチケットのための口腔ケアを始めましょう。それが、ご自分の健康ケアになっていきます。

 

 

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