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【幼児・小学生の歯科知識】歯みがきの基本 歯ブラシの使い方

【幼児・小学生の歯科知識】歯みがきの基本 歯ブラシの使い方









みなさんは毎日、歯みがきをしていますよね。でも、「本当に正しく磨けているかな?」と考えたことはありますか? 実は、多くの小学生が「磨いているつもり」になっていて、よく見ると磨き残しがあったり、奥歯が全然磨けていなかったりします。




歯みがきは、むし歯や歯ぐきの病気を防ぐために、とても大切な習慣です。でも、ただ歯ブラシを動かしているだけでは意味がありません。正しい磨き方を身につければ、毎日のケアだけでむし歯のリスクを大きく減らすことができ、歯を一生健康に保つことができます。




このコラムでは、小学生にもわかりやすいように、歯みがきの基本、正しい磨き方のコツ、磨きにくい場所の対策、そして歯みがきを楽しく続ける方法までを詳しく紹介します。









1. 歯みがきの本当の目的って?




「歯みがきは歯をきれいにするため」と思っている人が多いですが、本当の目的は 「プラークを取り除くこと」 です。




プラークとは、歯の表面にくっつく白くてネバネバしたかたまりで、細菌(むし歯菌)がたくさん住んでいます。このプラークを放っておくと、むし歯や歯ぐきの炎症の原因になります。




つまり、歯みがきは“歯を磨く”というより “細菌のすみかであるプラークを取り除く作業” なのです。
だから、ただ強くゴシゴシしてもダメ。やさしく丁寧に、プラークをしっかり落とすことが大切です。









2. 正しい歯ブラシの持ち方




歯ブラシは年齢によって、持ち方を変えていきます。




手に力があまりない時には、『パームグリップ』握って持つ方法です。




そして、その次の段階として、握るように持ちながら親指をしっかり立てて歯ブラシを支える『サムグリップ』




さらに、力のコントロールができるようになると、鉛筆持ちと言われる『ペングリップ』で歯ブラシを持ちます。これは・・・




  • 力が入りすぎない
  • 細かく動かしやすい
  • 奥歯の奥まで届きやすい



というメリットがあるためです。









3. 歯みがきの基本ステップ




① 毛先を歯と歯ぐきの境目にあてる




歯ぐきの近くにプラークはたまりやすいので、毛先をきちんと当てることが重要です。




② 力を入れずに小刻みに動かす




2~3本分の歯を目安に、左右に動かします。
ポイントは 「1か所につき10〜20回」
ササッと3回程度では汚れは落ちません。




③ 奥歯はとくに時間をかけて




噛む面の溝や、奥歯の外側・内側は特に汚れが残りやすい場所です。
上下左右の奥歯をしっかり磨くことで、むし歯予防の効果は大きく変わります。




④ 前歯の裏側は歯ブラシを縦にする




前歯の裏側も基本横みがきでキレイにしましょう。




ただ、うまく動かせない場合は縦にしてストロークを短く動かします。
ここは磨き残しが多い場所です。




⑤ 最後に舌も軽く磨くと口臭予防に




舌には「舌苔(ぜったい)」という白っぽい汚れがつくことがあります。
優しくブラシを当てて、奥から手前へ軽くなでるように磨きます。









4. 磨き残しが多い場所とその対策




小学生が特に磨き残しやすい場所があります。




① 6歳臼歯(奥に生える大きな歯)




生え始めは高さが低く、溝が深く、非常にむし歯になりやすい歯です。




対策:




  • 噛む面を丁寧に30回以上こすりましょう
  • 歯ブラシの先端(つま先)部分を使ってみがく
  • 生え始めの時期は特に丁寧に時間をかける



② 歯と歯の間




歯ブラシだけでは届きません。ここはむし歯がとても多い場所です。




対策:




  • 歯と歯の間に毛先を入れるように角度をつける
  • デンタルフロスを必ず使う



小学生でも使える「フロス」あります。




③ 前歯の裏側




ブラシが入りにくく、意識しないとほとんど磨けていません。




対策:




  • 毛先を歯面にピッタリと押し付けながら、基本横みがきをする
  • 歯ブラシを縦にして磨く
  • 下の前歯は特にプラークがつきやすいので時間をかける








5. 歯みがきの時間と回数




  • 1回3分〜5分
  • 朝と夜の1日2回



特に大切なのは 夜(寝る前) の歯みがきです。




寝ている間は唾液が減って細菌が増えやすくなるため、夜の磨きが不十分だとむし歯菌が一気に増え、むし歯になりやすくなります。









6. フッ素入り歯みがきペーストを使う




フッ素には…




  • 歯を強くする
  • 酸に溶けにくい歯にする
  • 初期むし歯を修復する



というメリットがあります。




子ども用のフッ素濃度配合の歯みがきペーストを使えば、毎日の歯みがきがさらに効果的になります。









7. 大人に仕上げみがきをしてもらおう




小学生でも、自分だけだと磨ききれない場所が必ずあります。
とくに低学年では、まだ自分の動かし方が不十分です。




毎日1回でいいので、大人に歯のの仕上げみがきをしてもらいましょう。




ポイントは…




  • 上からのぞき込んで奥歯を丁寧に
  • 歯の裏側もみがいてもらう
  • フロスを清掃もしてもらう



仕上げみがきは小学生のむし歯予防にとても効果的で必要です。









8. 歯みがきを楽しく続けるアイデア




歯みがきは毎日のことなので、楽しく続けられる工夫が大切です。




  • 歯みがきアプリ(タイマー付き)を使う
  • お気に入りの曲を流して3分間磨く
  • 歯みがきカレンダーにチェックをつける
  • 家族みんなでみがく時間を作る
  • 自分の好きなキャラクターの歯ブラシを使う



楽しく続けられると習慣化し、むし歯予防にもつながります。









9. まとめ




正しい歯みがきは、むし歯や歯ぐきの病気を防ぐために欠かせません。
ただみがくだけでなく…




  • 毛先を歯ぐきの境目にしっかり当てる
  • ある程度力を入れて大きめに動かす
  • 磨き残しやすい場所を意識する
  • 夜の歯みがきを大切にする
  • デンタルフロスを使う
  • フッ素入り歯みがきペーストを使う
  • 仕上げみがきを必ずしてもらう



これらを続けることで、歯は驚くほど健康に保たれます。