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2017.08.05
むし歯は生活習慣病
むし歯ができる原因はひとつではありません。歯の質やだ液の質、歯列不正や歯の形などのもともと持っている原因。プラークが多い、プラーク内の細菌が活発などのブラッシングである程度解決できる原因。そして、糖分を多くとる食生活、食べ物が口の中に残っている、糖分の多い嗜好品があるなどの生活習慣による原因。
ブラッシングが上手なのに、プラークが少ないのに、来院時いつも新たなむし歯が見つかるとか、治療したわきからむし歯になっていることが多いのはなぜでしょう??
むし歯が生活習慣病であり、飲食とくに甘いものを一日に何回摂るかということが、むし歯のなりやすさに直結すると考えられているからです。
つまり、むし歯を作り出す問題点は、『頻回な飲食』ということになります。
普段の生活を振り返ってみて・・・・・・
・毎日、糖分入り飲料をとっていて、一日に数回あるいは少しずつ飲んでいませんか?
・一般的清涼飲料水は酸性度が高く、むし歯になりやすいことを知っていますか??
・子どもにのどが渇いたときに与える水分として、ジュースを常備していませんか??
・水筒に入れて、持ち歩いていませんか??
・部活や運動時の水分補給がスポーツドリンクじゃありませんか??
・屋外で仕事をしているとき、清涼感を求めて炭酸飲料をとりませんか??
・気温が低い時は、缶コーヒーをよく飲みませんか??
・車を運転するとき、眠気覚ましとして缶コーヒーをよく飲みませんか??
・飴やガムを日常的に摂っていませんか??
のどのためという理由で一日に、いくつも飴を食べていませんか??におい対策などの理由をつけて、ガムを一日にいくつも食べていませんか??
歯の根元にたくさんのむし歯ができている人は、飴やガムを嗜好品のように取っている場合があります。
中学生頃のお子さんで、今までむし歯がなかったのに一番奥の歯だけむし歯になってしまっている子がいます。これも習慣が原因です。12歳臼歯と言われる歯が萌出する時期と、中学校入学の時期が重なることが大きいです。
部活や塾などの理由で飲食回数の増加、食の嗜好の変化により『はえたての未成熟な歯』だけが大いに影響を受けてしまった結果といえます。
思い当たることがあれば、ちょっとだけ生活の見直ししていきませんか。
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2017.07.22
仕上げみがきって
食事をする、風呂に入る、顔を洗う、手を洗う、などの生活習慣は一緒に生活する人からのたくさんの影響を受けて、やがてそれが当たり前の行動になっていきます。
そのひとつが、はみがき=ブラッシングです。歯がはえたら、ブラッシングの習慣をつけるようにしましょう。お父さん、あるいはお母さんの膝に頭をのせて、おしゃべりしながら、歌いながら歯の掃除をしてあげましょう。習慣にすることでも、楽しんでやることが大切です。お風呂に一緒に入るとき、何が嫌で、何を喜んでいるのかな?と自然に考えて喜ぶことをしてあげるのが私たち親です。仕上げみがきも喜んでくれることを積極的にやってあげればいいと思います。
でも、大好きなお父さん、お母さんとの時間は嬉しいはずなのに、仕上げみがきを嫌がり泣く子がいるのは何故でしょう。仕上げみがきを好きになってもらいたいのに、何故でしょう。
嫌がることをしないで、気持ちいいことをしてあげてください。
嫌がる原因としては…….
・命令調の声がけ
・力で押さえつけること
・遊んでいることを中断される
・歯ブラシが歯肉や上唇をめくると真ん中にある筋に当たる
・こすられる
・つばが溜まる
・つばがたくさん溜まる
・歯ブラシの力が強い
・力が弱すぎる
・歯ブラシの動きが激しい
・頬や唇をつまむようにするのが嫌
・爪が当たって痛い
などなど、いろいろ考えられます。
習慣は、楽しく身につけたいものなのに、歯をキレイにすることに必死になっては、お父さんお母さんの手や体に力が入ってしまいます。歯の掃除は気持ちが良いものです。そして、大事にされている実感が得られるものです。子どもにとって、これほど安心できて楽しい時間はないはずです。必ず、思いが通じてしっかりと仕上げみがきをやらせてくれるようになります。
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2017.07.08
タバコの影響
タバコは、喫煙者が吸い込む煙にも有害物質が含まれていますが、火が付いたタバコから立ち上がっている煙、副流煙の方がはるかに多くの有害物質を含んでいます。代表的なものは、ニコチン タール 一酸化炭素。その他たくさんの有害物質の中の、40種類以上は発がん性物質です。これらは、妊娠ママのお腹の中の赤ちゃんにも影響を及ぼす場合があります。例えば、流産や低体重児出産などです。
小さな命だけでなく、大人の口の中にも様々な悪影響が出ます。
①だ液の分泌が低下し、口が乾きやすくなるためにむし歯が発生、進行しやすい状態になります。
②だ液分泌が低下することで、口臭の原因になります。
③はぐきにメラニンが沈着して黒くなります。
④はぐきの血流が悪くなるため、歯周病の症状が現れにくく、治りが悪くなります。
⑤免疫機能が低下し、歯周ポケットの中の歯周病菌が増え、歯周病が進みます。
⑥はぐきが硬く腫れたようになります。
⑦口の中のがんのリスクが高まります。
健康を意識する本人と家族のために、タバコを減らすことは大切です。禁煙によって、数週間ではぐきに変化が見られ、約1年経つと硬く厚くなったはぐきは、健康に近づくというデーターもあります。
歯周病の改善、健康の維持のために喫煙習慣の見直しをしませんか?
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2017.06.24
歯みがきがちょっとめんどうくさい方
いろいろな歯ブラシがある中で、何を選べがいいのか悩む方はたくさんいらっしゃると思います。歯みがきが面倒で細かく動かすことがどうも苦手、お口の中をスッキリさせたいのに時間をかけられない方にお勧めの歯ブラシがあります。
それが、”genki(げんき)”という名前の歯ブラシです。”genki”は、毛の先端が0.02ミリという極細のやわらかい毛束が特徴で、その毛量の多さはかなりのものです。そして、ペンを持つようでも、握るようにでもどんな持ち方でも安定感が得られる太い持ち手です。
使い方としては、まずは好きなように動かしてください。大きく動かしてもいいですし、細かく動かしてもいいです。歯と歯ぐきのブラッシングを意識してこすってみてください。
今まで歯肉に毛が当たると痛いと思っていた方も、”genki”を使うと『ブラシの当たりが気持ちよい』と言ってくれます。さらに、少し力を入れて大きくこすることによって、短時間で効率よくプラークを取り除くことができるのです。
“genki”をおすすめしての感想は、気持ちがいい 楽だ 口の中がすっきりする というものが多く大変好評です。習慣として当たり前にブラッシングしているのに、お口の中にプラークがたくさんという方もいるのが現実です。道具を変えてみるという発想もいいかもしれません。
そして、お年を重ねて細かい動きが苦手になったご家族にプレゼントするのもいいかもしれません。”genki”は、磨きやすさと効率を求める幅広い年齢層にお使いいただきたい歯ブラシです。
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2017.06.10
妊娠でお口の中にも変化が起こる!
女性にとって体の変化が大きく現れる妊娠の時期は、口の中にもいろいろな変化が起こります。
①食事回数が増えたり減ったり、不規則になる
②ハミガキが困難になる
③つわりの影響で食の好みの変化、嘔吐
④だ液の出る量の変化
⑤女性ホルモンの増加
⑥免疫力の低下
これらのことが相互に影響して、妊娠期間はむし歯・歯肉炎・歯周病・口内炎などのリスクが高くなる時期と言えます。甘いものや酸っぱいものを好むようになったり、嘔吐をともなうつわりで唾液がむし歯になりやすい酸性に傾き、むし歯の発生進行をひきおこします。
また、お口の中の環境を整えているだ液の量が変化したり、だ液の働きが低下することで、口の中にプラークが溜まりやすくなり、むし歯ができやすくなります。
妊娠中の女性ホルモンの増加は、だ液や歯周ポケットの中の組織液の女性ホルモン濃度も増加させます。歯周病菌の中には、女性ホルモンを栄養とするものもあるため、歯ぐきの問題が起こりやすくなります。
そして、歯周病の炎症があると、子宮を収縮させる作用がある物質が血の中に増えてしまいます。
歯周病が重症化すると、早産や低体重児出産の可能性が高くなるといわれている理由です。
妊娠中の口腔内ケアは、無理せず清潔に保つことが大切です。気分が良い時に、気分が上がるところでササッとやることが大切です。小さめの歯ブラシを使ったり、キシリトール100%のガムやタブレットを使うのも一案です。特に、歯肉の炎症に関して言えば、日頃からプラークコントロールが行き届いている人には起こることが少ないです。
妊娠中でも、徹底的な歯周病の治療をすれば炎症は最小限に抑えることができます。ぜひ一緒に、できることから始めていきましょう。
ドクタープロフィール
原歯科医院 院長
原 英次
詳細はこちら
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