むし歯菌の感染
歯のない赤ちゃんは、ミュータンス菌を持っていません。歯に住みつくミュータンス菌ですから、歯があってこそ存在できるのです。生まれて数か月も経つと、下の前歯がはえてくることがほとんどです。ミュータンス菌は、たいていの場合、ご家族やほかの養育者からの感染です。
赤ちゃんの口の中に入ったミュータンス菌が、口の中に定着し、やがてプラークを形成し、むし歯を作る原因になってしまいます。だから、家族からの感染を防ぐために”使っている食器や箸などを共有しない” ”口の中で細かくしてから食べさせることをしない”などのことが考えられます。だけど、赤ちゃんにとってお母さんやお父さんが食べているものこそが、『美味しそうなもの』『安心』『安全』なものなのです。
もし身を乗り出してまで欲しがるのであれば、ぜひその気持ちを満たしてあげてほしいと思います。子どもにとって、美味しさは信号ではなく『感情』なのです。一緒に食べる喜びも、美味しさを引き立てるものだと思います。食事は、楽しく成長を感じる場所にしましょう。
ブラッシングや食習慣が適切であれば、
・食具は使い分けなくてもいい
・母子感染によってむし歯になるとは限らない
・子どもとのスキンシップを控える必要がない
・食品を冷やすために息を吹きかけてもいい
子どもの口の健康のために、お父さんお母さんの口の健康を保っていただければ問題ないのです。
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ドクタープロフィール
原歯科医院 院長
原 英次
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