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【幼児・小学生の歯科知識24/29】 口内炎・口の中の小さなトラブルの対処法

【幼児・小学生の歯科知識24/29】 口内炎・口の中の小さなトラブルの対処法






口の中はとてもデリケートで、小さな傷でもしみたり、痛くなったりします。とくに「口内炎(こうないえん)」は子どもから大人までよくできる“身近だけどやっかい”なトラブルです。




今回は、口内炎の原因・よくある種類・おうちでできる対処法・歯医者さんに行くタイミング・予防方法 をまとめて紹介します。
家族みんなで知っておくと安心できる内容です。




1. そもそも「口内炎」ってなに?




口内炎とは、口の中の粘膜(ほっぺの内側、くちびるの裏、舌、歯ぐきなど)が炎症(えんしょう)を起こして、赤くなったり、白い小さな凹みのようになったりする状態のことです。




▼ よくある口内炎の見た目




  • 白っぽい丸い点
  • 周りが赤くはれている
  • しみる・ズキズキ痛む
  • 舌にできる場合は動かすと痛い
  • 食べものが当たると強く痛む



小さくても痛くて、食べるのも話すのもつらくなることがあります。




2. 口内炎ができる理由は?




口内炎ができる原因は一つだけではありません。子どもに多い理由をわかりやすくまとめました。




① 口の中を噛んでしまう




ごはんを急いで食べたときや、しゃべりながら食べたとき、寝ているときに「ガブッ」とほっぺを噛んでしまうと、そこが傷になって口内炎になりやすくなります。




② 歯のとがったところが当たる




むし歯で欠けた歯、グラグラして尖った乳歯、矯正のワイヤーなどが当たって傷になることもあります。




③ 口の中が乾く(口呼吸)




口で息をする習慣があると、口の中が乾いて細菌が増え、口内炎の原因になります。




④ 睡眠不足・ストレス・疲れ




実は心の疲れや体の疲れも口内炎の原因になります。学校の行事が続いたり、生活リズムが乱れたりするとできやすくなります。




⑤ 栄養不足




ビタミンB群(とくにB2・B6)が足りないと、口の中が荒れやすくなります。




⑥ アレルギーや風邪




体の免疫力が下がっているときも、口内炎ができやすい状態になります。




手足口病など症状の一つとして現れる場合もあります。




3. 幼児や小学生によくある「口の中の小さなトラブル」




口内炎以外にも、口の中にはいろいろな“トラブル”が起きます。




① 口の中を噛んだ傷




白くなったり赤く腫れたりして痛みます。多くは数日で治ります。




② やけど




熱いスープなどの食べ物で口の中をやけどすることがあります。




歯ぐきの薄皮が剥けて白くなったりすることもあります。




③ くちびるの切れ




冬や乾燥でくちびるが割れて痛むことがあります。




④ 歯ブラシの当たり傷




強く磨きすぎると歯ぐきに傷ができます。




⑤ 舌をかむ・舌がこすれる




舌の側面が白くただれたり、赤くなって痛むことがあります。




どれも身近ですが、正しい対処法を知っていると早く楽になります。




4. おうちでできる口内炎の対処法




病院へ行くほどではないけれど、痛いときにできる優しいケアを紹介します。




① しみない食べものを選ぶ




痛みを強くしない食べものに変えると、食事がラクになります。




  • おかゆ、うどん
  • ヨーグルト、プリン
  • 温かすぎないスープ
  • やわらかいおかず



さけた方がいいもの:




  • カレーなどの刺激物
  • 酸っぱいもの(レモン、みかんなど)
  • 塩辛いもの
  • アツアツの食べもの



② よくうがいする




水または薄めたうがい薬で口を清潔に保ちます。




③ オーバーに口を動かさずしゃべる




傷が広がらないようにゆっくり話すと痛みが増えません。




④ 休息をしっかりとる




睡眠不足は治りを遅くします。よく寝ることで早く治ります。




⑤ ビタミンをとる




とくに大事なのはビタミンB2・B6。




  • 牛乳
  • バナナ
  • まぐろ・さけ
  • ほうれん草



食事でまかなえないときは、医師に相談してサプリを使うこともあります。




5. “やってはいけないこと”に注意!




口内炎ができたとき、ついやりがちなNG行動があります。




  • 指や舌で触る
  • めくってしまう
  • 辛いもの・すっぱいものを食べ続ける
  • ゴシゴシ強く歯みがきする
  • 口呼吸のままにする
  • 清潔にしない



これらは治りを遅くします。




6. こんなときは歯医者さんへ行こう




次の状態がある場合は、早めに受診しましょう。




  • 2週間たっても治らない
  • 痛みがどんどんひどくなる
  • 口の中が広い範囲で赤くただれている
  • 高熱がある
  • 繰り返し同じ場所にできる
  • 歯が欠けて当たっている感じがする
  • 矯正器具がこすれて痛い



とくに 長期間治らない口内炎は、別の病気の可能性もあるので必ず専門家に相談します。




7. 歯医者さんでしてもらえること




歯科医院では、次のような治療を受けられます。




  • 炎症を抑えるお薬(軟膏)の処方
  • 当たっている歯の形の調整
  • 口の中の清掃
  • 原因の特定(アレルギー・感染症・噛み合わせなど)
  • 矯正装置の当たり調整



専門的なケアで、治りがぐんと早くなることがあります。




8. 口内炎を予防するための毎日の習慣




■ ① ゆっくりよく噛んで食べる
急ぐと口を噛みやすいので注意。




■ ② 口呼吸より鼻呼吸
口が乾燥すると炎症が起きやすくなります。




■ ③ 毎日ていねいに歯みがき
ゴシゴシみがきはNG。やさしく。




歯ぐきを擦るようなはみがきはしないように




■ ④ 水分をこまめにとる
口をうるおすことで細菌の増加を防ぎます。




■ ⑤ 規則正しい生活
睡眠不足は免疫力を下げて口内炎の元になってしまうことがあります。




■ ⑥ バランスのいい食事
ビタミンをしっかりとることが大切。




■ ⑦ 歯並びや器具のチェック
ワイヤー矯正中の子はとくに注意。




9. まとめ:小さなトラブルでも早めの対処が大事!




口内炎は身近なトラブルですが、
正しい対処法を知っていれば痛みを早く減らすことができます。




  • しみない食事
  • 清潔にする
  • 睡眠を十分にとる
  • バランスの良い栄養を心がける
  • 触らない・乾燥させない
  • 必要なときは歯医者さんへ



これらを家族で意識すれば、口の中のトラブルが減り、楽しく元気に毎日を過ごせます。