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2026.01.11
【幼児・小学生の歯科知識27/29】 家族でチャレンジ!予防習慣チェック

🔳 むし歯ゼロの家族をめざそう🔳
みなさんの家では、毎日どんなふうに歯みがきをしていますか?
「ごはんのあとにちゃんとみがいているよ!」という人もいれば、
「ついテレビを見てからにしちゃう…」という人もいるかもしれません。
むし歯や歯ぐきの病気は、大人だけでなく子どもでも起こります。
でも、うれしいことに 毎日の習慣をちょっと見直すだけで、家族みんなの口の健康はグッと良くなる のです。
そこでこのコラムでは、家族みんなで楽しみながら続けられる
「予防習慣チェック」 を紹介します。
これを読めば、
「正しい歯みがきのコツ」
「むし歯・歯ぐきの病気を防ぐ食べ方」
「家族でできる予防チャレンジ」
「歯医者さんとの上手なつき合い方」
がしっかりわかって、今日から実践できるようになります。
さあ、むし歯ゼロの家族をめざして、みんなでチャレンジ開始です!
1. むし歯や歯ぐきの病気は“家族ぐるみ”で予防しよう!
むし歯や歯ぐきの病気は、1人だけががんばれば防げるわけではありません。
なぜなら、以下の3つの理由があるからです。
● 食生活は家族で共通しているから
同じ時間に同じものを食べることが多いので、
おやつのとり方や食事のリズムも似てきます。
● 子どもは大人の生活習慣をまねをするから
お父さんやお母さんがしっかり歯みがきしていると、子どもも自然と続くようになります。
お父さんお母さんが歯を大切に考えていると、子どもたちも歯を大切に思うようになるのは当然です。
● むし歯菌の数は生活環境によって変わるから
家族の中でむし歯が多い人がいると、むし歯菌がうつりやすくなります。
口の中で増えすぎるとむし歯になりやすくなるのです。
だからこそ、
「家族みんなで口の健康を守る」
ことがとても大事なのです。
2. 家族でチェック①:歯みがき習慣
まずは、毎日の歯みがきができているかどうかをチェックしてみましょう。
● 朝と夜、毎日2回以上みがいている?
夜の歯みがきはとくに丁寧にして欲しいです。
寝ている間は唾液が減り、むし歯になりやすくなります。
● みがく時間は3分以上
お口の中を丁寧にキレイにするには、3分以上の時間が必要です。
● 自分だけでなく、仕上げみがきもしてもらっている?
小学生低学年までは、毎日の大人の仕上げみがきがあると安心。
そして、高学年になる頃には本人の歯みがきテクニックに合わせて仕上げが必要です。
毎日の仕上げが必要か、週に2,3回の仕上げでいいのか担当の歯科衛生士に相談しましょう。
● 同じ場所だけをゴシゴシしていない?
「すべての奥歯の噛むところ → 上の外側〜上の内側 → 下の外側〜下の裏側 」
のように順番を決めると良いです。
● フロスは使っている?
歯と歯のすき間は、歯ブラシでは落とせません。
1日1回だけでもOK!フロスをする習慣をつけましょう。
家族でこのチェックをしてみると、
「パパだけフロスを使っていなかった!」
「子どもは朝の歯みがきを時々忘れていた!」
など、意外な発見があるかもしれません。
3. 家族でチェック②:食べ方・おやつ習慣
むし歯予防では、食べ物よりも 食べる回数やタイミング が重要です。
● おやつは1日1〜2回にしている?
ダラダラ食べは、むし歯リスクが倍以上になります。おやつの時間は短く切り上げましょう。
● ジュースをよく飲んでいない?
果物ジュースだけがむし歯の原因ではありません。
「スポーツドリンク」「乳酸菌飲料」「甘い炭酸水」「ヨーグルトドリンク」「野菜ジュース」
もむし歯になりやすい飲み物です。
● よく噛んで食べている?
よく噛むと唾液が出て、口をきれいにしてくれます。
● 寝る前に食べたり飲んだりしていない?
寝る前の甘い飲み物はNG。
口の中に糖分が残ったまま寝ると、一晩でむし歯が進行します。
4. 家族でチェック③:生活習慣
実はむし歯は「生活習慣病」の一種です。
歯みがきだけでなく、生活のリズムも大きく関係します。
● 夜更かししすぎていない?
夜遅くまで起きていると、夜食や甘い飲みものを飲みがち。
睡眠不足も体の免疫力を下げます。
● よく口呼吸をしていない?
口呼吸が続くと口の中が乾燥し、むし歯や歯ぐきの病気の原因に。
● 体調をくずしにくい生活ができている?
健康な体は、むし歯菌にも負けにくい口になります。
5. 家族でチェック④:歯医者さんとのつき合い方
歯医者さんは「歯が痛くなってから行く場所」ではありません。
本来は
「歯が痛くなる前に歯を守るために行く場所」
なのです。
● 毎月~3ヶ月に1回以上、定期健診に行っている?
子どもは毎月1回程度が理想。
● クリーニングで歯の汚れをとってもらっている?
家でみがいていても、どうしても取り切れない汚れがあります。
プロのクリーニングを定期的に受けましょう。
● フッ素塗布をしてもらっている?
生えたばかりの歯はむし歯になりやすいので、
フッ素はとても効果的。
● 歯並びのチェックもしてもらっている?
歯並びが悪いとむし歯になりやすくなります。
早いうちに相談すると負担が少なく済みます。
■ 6. 今日から始める「家族チャレンジ」アイデア集
① 予防習慣チェック表を作る
冷蔵庫に貼って、1週間ごとに○をつけるだけで効果アップ!
② 歯みがきタイムを家族共通にする
夜の歯みがきは、家族でいっしょにやると忘れません。
③ フロスをした日をチェックする
④ ごほうびシールで楽しみながら続ける
幼児や小学生には特におすすめ。
⑤ 1ヶ月に1回“お口の健康会議”
チェック表を見ながら改善点を話し合うと、習慣化しやすくなります。
おわりに:家族みんなで「ずっと健康な歯」をつくろう
歯は一生の宝もの。
永久歯は一度むし歯で大きく削ると、元には戻りません。
でも、家族で協力すれば
むし歯のほとんどは予防できます。
今日からできることはたくさんあります。
歯みがきの仕方、食べ方、生活リズム、そして定期健診。
この4つを家族みんなでしっかり守ることで、
お父さんもお母さんも、子どもたちも、
「むし歯ゼロ」の未来がぐっと近づきます。 -
2026.01.09
【幼児・小学生の歯科知識26/29】歯みがきをゲーム感覚で楽しく続ける方法

がんばらなくても続く!毎日の“楽しさ”が歯を守る!そんなことを考えてみたコラムです。
「歯みがきは大事だってわかってる。でもめんどくさい……」
実はこれは、小学生だけでなく、大人でも感じている“本音”です。
むし歯を予防するためには、毎日の歯みがきが欠かせません。
でも「早く!」「ちゃんと磨きなさい!」と言われると、だんだんイヤになってしまいますよね。
そこでこのコラムでは、歯みがきをゲームみたいに楽しく続けるためのアイデアをたっぷり紹介します。
「やらなきゃ」から「やりたい!」に変われば、むし歯はぐっと減ります。
家族みんなで楽しめる工夫がいっぱいです!
1. 歯みがきを“ゲーム化”すると続けられる理由
ゲームは
・クリアしたい
・ごほうびがある
・できることが増えるのが楽しい
・成長が見える
といったポイントで、人のやる気を引き出します。
この仕組みを歯みがきに取り入れると、
努力しなくても自然に“続く習慣”に変わります。
幼児・小学生でも、もちろん大人でも、ゲーム感覚はとても効果的です。
2. 歯みがきタイムを“ミッション”にする
● ミッションカードを作ろう
例えばこんなミッションはいかが?
- 「前歯の裏を30秒みがけ!」
- 「右上の奥歯の噛むところをを30回ずつしっかりみがき!」
- 「今日のボス戦:ベロの上のばい菌をやっつけろ!」
- 「2分間集中モードでクリアせよ!」
ミッションがあると、歯みがきが“イベント”になります。
● 今日のランキングをつけてもOK
兄弟がいる家庭なら
「今日の丁寧度ナンバーワンは誰?」
など競争しても楽しいですね。
3. タイマーで“ステージ制”にしてみよう
ただ「2分みがいてね」と言われても、時間の感覚はつかみにくいもの。
でも、タイマーをゲームのステージ風に区切ると一気に楽しくなります。
ステージ例
- ステージ1:前歯エリア(30秒)
- ステージ2:右の奥歯エリア(30秒)
- ステージ3:左の奥歯エリア(30秒)
- ステージ4:仕上げチェック(30秒) などなど
スマホの無料タイマーアプリにも“冒険風”や“かわいいキャラ風”があります。
キラキラ光ったり、音楽が流れたりするものがおすすめ!
4. 歯みがきアプリを使ってみる
最近は、歯みがき嫌いの子向けにエンタメ性の高いアプリがたくさん出ています。
● アプリの特徴
- 歯を磨くとキャラが成長
- 歯みがき時間に合わせて音楽が流れる
- 画面を見ながら磨くと汚れが消えていく
- コインがたまるとごほうびが開放される
キャラ育成が好きな子にはぴったりです。
5. 歯ブラシを“特別アイテム”にする
歯ブラシを“お気に入り”にすると、やる気が全然ちがいます。
● おすすめの選び方
- 好きなキャラクター
- 光る歯ブラシ(LEDつき)
- 好きな色
- 握りやすいグリップ
- 小さめヘッドで磨きやすいタイプ
お気に入りの歯ブラシは、まるで武器アイテムのようで子どもに大人気!
「レベルアップした気分!」と毎日の習慣が前向きになります。
歯みがきがあまり好きでない子どもの習慣づけのきっかけになるかもしれません。
6. ごほうびシールで達成感アップ
古典的だけど、実は一番効果的なのがシール表。
● シール表のポイント
- 朝と夜の2つのシール枠をつくる
- キラキラシールやホログラムシールを使う
- 30個たまったらごほうび
● ごほうびの例
- 好きな本を選べる
- 公園で遊ぶ時間を延長
- お父さん・お母さんと特別ゲーム
- 好きな夕飯を選べる
達成感と楽しさが続ける力になります。
7. 歯みがきの歌やBGMを使う
小学生はリズムで体が動くので、音楽はとても効果的!
- 歯みがきソング
- ゲーム風のBGM
- アイドルの曲
- 英語の歌
- 大好きなお父さんやお母さんが作った歯みがきソング
いろいろ試して「これだ!」という曲を決めると、
その音が流れた瞬間に、自然と歯ブラシを手に取る習慣ができます。
8. 家族で“歯みがきパーティー”を作る
大人も子どもも一緒にみがくと、歯みがきがイベントに変わります。
家族でできるアイデア
- みんなで鏡の前に並んで磨く
- 誰が一番きれいに磨けた?チェックタイム
- お父さんの奥歯の磨き方を子どもが評価
- 家族でミッションを共有
- 子どもが大人の仕上げみがきをしてあげる
子どもは真似が大好き。
大人が楽しそうにみがく姿が、最強の“教育”です。
9. 鏡で“歯の観察ゲーム”をしよう
歯みがきの前後に鏡を見て、
- 汚れがついているところ
- 歯ぐきの色
- 舌の汚れ
- ゆすいだ後のツルツル感
これを観察するだけで、
“汚れを見つけるゲーム”になり、みがき残しが減ります。
観察力がつくと、むし歯予防のレベルがぐんと上がります!
10. 歯医者さんの定期健診を受けてチェック
1ヶ月~3ヶ月に一度の歯科医院でのチェック。
これをゲームでいう「大型クエストのクリア」に見立てると、子どもは喜びます。
歯医者さんでもらえる“ごほうび”
- 歯の磨き残しチェック
- 歯の状態のスコア(良いところ・次の目標)
- シールやカード
- フッ素でレベルアップ!
歯医者さんが“楽しいところ”になると予防効果は最強です。
まとめ:楽しい歯みがきは一生の宝物になる
歯みがきは、むし歯予防だけでなく、
将来の歯並び、かみ合わせ、大人の歯の寿命までも左右します。
でも「楽しさ」があれば、
子どもは自然と続けられます。
- ミッション
- ゲーム化
- シール表
- アプリ
- 音楽
- 家族で参加
- ごほうび
これらを組み合わせれば、
毎日の歯みがきが、楽しみな時間に変わります。
“習慣は宝物”。
楽しく続ける仕組みが、子どもの未来の歯を守ります。
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2026.01.07
【幼児・小学生の歯科知識25/29】気になる 口臭の原因と予防

みなさんは、自分の“息(いき)”のにおいが気になったことはありますか?
学校で友だちと話しているとき、家でおうちの人と話しているとき、ふと「あれ、なんだか口がにおうかも…?」と感じることがあるかもしれません。
口のにおい、つまり“口臭(こうしゅう)”は、大人も幼児・小学生でも起こることがあります。
多くの口臭はしっかりと原因があり、その原因を知れば予防できます。
このコラムでは、
- 口臭がどうして起こるのか
- におわないお口を作るために今日からできること
を、わかりやすくおはなしします。
さあ、一緒に“いい息(いき)習慣”を身につけましょう!
1. そもそも口臭ってなに?
口臭(こうしゅう)とは、口から出るにおいのことです。
だれでも朝起きたときや、お腹がすいているときには口がにおうことがあります。これは特別なことではなく、みんなに起こる自然な体のはたらきです。
しかし、ずっと強いにおいが続くときは、何か原因がある場合があります。
その原因の多くはお口の中にあり、毎日の習慣を変えるだけでよくなることが多いんです。
2. 口臭の主な原因はこれ
① 口の中の汚れ(プラーク・食べかす)
いちばん多い原因は、口の中の汚れです。
- 歯ブラシでみがき残しがある
- 食べかすが歯のすき間に残っている
- 舌の上に白いよごれ(舌苔:ぜったい)がついている
これらの汚れの中で細菌(ばい菌)が食べかすを分解すると、くさいガスが出ます。
このガスこそが「口臭」の正体です。
- 甘いジュースをよく飲む
- スナックをよく食べる
- ダラダラ食べが習慣になっている
- 歯みがきが苦手
- お口で息をするのが当たり前になっている
という人は、口の中に細菌が育ちやすいので注意が必要です。
② むし歯や歯ぐきの病気
むし歯が進んで穴があいたり、歯ぐきが炎症を起こすと、口の中で細菌が増えやすくなり、においの原因になります。
- むし歯の穴に食べかすがたまる
- 歯ぐきが腫れて血や膿(うみ)が出る
- ぐらぐらする乳歯のまわりに汚れがたまる
なども口臭のもとになります。
③ 口呼吸(くちこきゅう)
鼻ではなく口で息をする習慣があると、口の中が乾きます。
唾液(つば)が少なくなると、ばい菌が増えてにおいが強くなります。
寝ている間に口があいてしまう人、鼻がつまりやすい人は注意しましょう。
④ 乾燥(だ液がすくない)
だ液(つば)には「お口の掃除係」として
- 細菌の増殖をおさえる
- 汚れを流す
といった大きな役割があります。
だ液がへると細菌が増えてにおいの原因になります。
乾燥しやすいシーンは、
- 朝起きた直後
- 長時間しゃべらずにいたとき
- 水分をとらないとき
- お口をポカーンと開ける習慣がある
- 口で呼吸する
です。
⑤ 食べ物のにおい
にんにく・ネギ・たまねぎなど、特ににおいが強い食べ物を食べたあとには口臭が強くなります。
これは一時的なもので、時間がたてば自然にもどります。
3. 子どもにもよくある「口臭のパターン」
実は小学生に多い口臭の原因には、次のようなものが目立ちます。
① 仕上げみがきが足りない
高学年でも、上の奥歯のうら側などはみがき残しが出やすい場所です。
丁寧な歯みがきができていないと、プラークという最近は臭いを発生します。
② 舌がよごれている
白いコケのようなものが舌の上にたくさんついていませんか?
これは細菌のかたまりで、においの原因になります。
③ 乳歯が抜ける時期もにおいやすい
乳歯がぐらぐらしていると、食べかすがたまりやすくにおいが強くなることがあります。
4. 今日からできる!口臭予防のポイント
口臭は、ちょっとした習慣でぐんと改善できます。
① 歯みがきをていねいに!
基本はやっぱり歯みがき。
においの原因の多くみがき残しから生まれます。
★ ポイント
- 1日2回以上の歯みがき習慣
- 「寝る前」は特に丁寧にみがく
- 奥歯・歯の間・歯ぐきのキワをしっかり
- 歯ブラシは的確に動かす(ゴシゴシ強すぎはNG)
仕上げみがきは低学年は必ず、高学年でもできるだけしてあげる・してもらうことが大切です。
② 舌もやさしくおそうじ
舌の表面に白い汚れ(舌苔)がたまっていると、強いにおいの原因になります。
★ 舌ケアのコツ
- 舌ブラシなどを使うのもよいでしょう
- 歯ブラシで優しく擦ってあげるだけでも効果的(力を入れすぎない)
- 後ろから前へ1〜2回なでる程度
※やりすぎると舌を傷つけてしまうので注意!
③ 水分をしっかりとる
お口が乾くとにおいが強くなります。
こまめに水を飲むことで、お口の乾燥を予防しましょう。
- 学校でも休み時間に1口でいいから水を飲む
- ジュースではなく水がおすすめ
④ よくかんで食べる
よくかむと唾液がたくさん出て、自然と口臭予防になります。
かむ回数の目安は 一口につき30回!
⑤ 口呼吸をなおす努力をする
- 鼻で息をする習慣をつける
- 姿勢をよくする
- あいうべ体操(口まわりの筋肉を鍛える)
などが効果があります。
⑥ 早めの歯科受診
むし歯や歯ぐきの病気があると口臭につながります。
毎月~3ヶ月に1回はチェックを!
5. 忘れちゃいけない!生活習慣のポイント
● 朝ごはんをちゃんと食べよう
朝食を食べることで、だ液の分泌が増え、口の中がすっきりします。
● 寝る前の間食はしない
寝ている間はだ液が減るので、むし歯やにおいの原因になります。
● 規則正しい生活が口の健康につながる
早寝・早起き・バランスのよい食事は、お口の健康にもとても大切です。
6. もし自分の口がにおうと感じたら?
まずは原因を一緒に探すことが大切です。
- 歯みがきは足りている?
- 舌が白くなっていない?
- 水分をとっている?
- 鼻づまりはない?
自分だけで心配しすぎず、
家族や歯医者さんに相談することがいちばんの近道です。
まとめ:口臭は改善できる!予防できる!
口臭は、だれにでも起きる自然なことです。
でも、正しい習慣を身につければ、ほとんどの口臭は改善できます。
今日から始める口臭予防のポイント
- 歯みがきをていねいに
- 舌のおそうじ
- 水分をしっかりとる
- 口呼吸に気をつける
- 定期的に歯医者さんでチェック
毎日少しの意識で、あなたのお口はもっともっと健康になります。
においの心配なく、元気に笑ったりおしゃべりしたりできるようになりますよ! -
2026.01.05
【幼児・小学生の歯科知識24/29】 口内炎・口の中の小さなトラブルの対処法

口の中はとてもデリケートで、小さな傷でもしみたり、痛くなったりします。とくに「口内炎(こうないえん)」は子どもから大人までよくできる“身近だけどやっかい”なトラブルです。
今回は、口内炎の原因・よくある種類・おうちでできる対処法・歯医者さんに行くタイミング・予防方法 をまとめて紹介します。
家族みんなで知っておくと安心できる内容です。
1. そもそも「口内炎」ってなに?
口内炎とは、口の中の粘膜(ほっぺの内側、くちびるの裏、舌、歯ぐきなど)が炎症(えんしょう)を起こして、赤くなったり、白い小さな凹みのようになったりする状態のことです。
▼ よくある口内炎の見た目
- 白っぽい丸い点
- 周りが赤くはれている
- しみる・ズキズキ痛む
- 舌にできる場合は動かすと痛い
- 食べものが当たると強く痛む
小さくても痛くて、食べるのも話すのもつらくなることがあります。
2. 口内炎ができる理由は?
口内炎ができる原因は一つだけではありません。子どもに多い理由をわかりやすくまとめました。
① 口の中を噛んでしまう
ごはんを急いで食べたときや、しゃべりながら食べたとき、寝ているときに「ガブッ」とほっぺを噛んでしまうと、そこが傷になって口内炎になりやすくなります。
② 歯のとがったところが当たる
むし歯で欠けた歯、グラグラして尖った乳歯、矯正のワイヤーなどが当たって傷になることもあります。
③ 口の中が乾く(口呼吸)
口で息をする習慣があると、口の中が乾いて細菌が増え、口内炎の原因になります。
④ 睡眠不足・ストレス・疲れ
実は心の疲れや体の疲れも口内炎の原因になります。学校の行事が続いたり、生活リズムが乱れたりするとできやすくなります。
⑤ 栄養不足
ビタミンB群(とくにB2・B6)が足りないと、口の中が荒れやすくなります。
⑥ アレルギーや風邪
体の免疫力が下がっているときも、口内炎ができやすい状態になります。
手足口病など症状の一つとして現れる場合もあります。
3. 幼児や小学生によくある「口の中の小さなトラブル」
口内炎以外にも、口の中にはいろいろな“トラブル”が起きます。
① 口の中を噛んだ傷
白くなったり赤く腫れたりして痛みます。多くは数日で治ります。
② やけど
熱いスープなどの食べ物で口の中をやけどすることがあります。
歯ぐきの薄皮が剥けて白くなったりすることもあります。
③ くちびるの切れ
冬や乾燥でくちびるが割れて痛むことがあります。
④ 歯ブラシの当たり傷
強く磨きすぎると歯ぐきに傷ができます。
⑤ 舌をかむ・舌がこすれる
舌の側面が白くただれたり、赤くなって痛むことがあります。
どれも身近ですが、正しい対処法を知っていると早く楽になります。
4. おうちでできる口内炎の対処法
病院へ行くほどではないけれど、痛いときにできる優しいケアを紹介します。
① しみない食べものを選ぶ
痛みを強くしない食べものに変えると、食事がラクになります。
- おかゆ、うどん
- ヨーグルト、プリン
- 温かすぎないスープ
- やわらかいおかず
さけた方がいいもの:
- カレーなどの刺激物
- 酸っぱいもの(レモン、みかんなど)
- 塩辛いもの
- アツアツの食べもの
② よくうがいする
水または薄めたうがい薬で口を清潔に保ちます。
③ オーバーに口を動かさずしゃべる
傷が広がらないようにゆっくり話すと痛みが増えません。
④ 休息をしっかりとる
睡眠不足は治りを遅くします。よく寝ることで早く治ります。
⑤ ビタミンをとる
とくに大事なのはビタミンB2・B6。
- 卵
- 牛乳
- バナナ
- まぐろ・さけ
- ほうれん草
食事でまかなえないときは、医師に相談してサプリを使うこともあります。
5. “やってはいけないこと”に注意!
口内炎ができたとき、ついやりがちなNG行動があります。
- 指や舌で触る
- めくってしまう
- 辛いもの・すっぱいものを食べ続ける
- ゴシゴシ強く歯みがきする
- 口呼吸のままにする
- 清潔にしない
これらは治りを遅くします。
6. こんなときは歯医者さんへ行こう
次の状態がある場合は、早めに受診しましょう。
- 2週間たっても治らない
- 痛みがどんどんひどくなる
- 口の中が広い範囲で赤くただれている
- 高熱がある
- 繰り返し同じ場所にできる
- 歯が欠けて当たっている感じがする
- 矯正器具がこすれて痛い
とくに 長期間治らない口内炎は、別の病気の可能性もあるので必ず専門家に相談します。
7. 歯医者さんでしてもらえること
歯科医院では、次のような治療を受けられます。
- 炎症を抑えるお薬(軟膏)の処方
- 当たっている歯の形の調整
- 口の中の清掃
- 原因の特定(アレルギー・感染症・噛み合わせなど)
- 矯正装置の当たり調整
専門的なケアで、治りがぐんと早くなることがあります。
8. 口内炎を予防するための毎日の習慣
■ ① ゆっくりよく噛んで食べる
急ぐと口を噛みやすいので注意。
■ ② 口呼吸より鼻呼吸
口が乾燥すると炎症が起きやすくなります。
■ ③ 毎日ていねいに歯みがき
ゴシゴシみがきはNG。やさしく。
歯ぐきを擦るようなはみがきはしないように
■ ④ 水分をこまめにとる
口をうるおすことで細菌の増加を防ぎます。
■ ⑤ 規則正しい生活
睡眠不足は免疫力を下げて口内炎の元になってしまうことがあります。
■ ⑥ バランスのいい食事
ビタミンをしっかりとることが大切。
■ ⑦ 歯並びや器具のチェック
ワイヤー矯正中の子はとくに注意。
9. まとめ:小さなトラブルでも早めの対処が大事!
口内炎は身近なトラブルですが、
正しい対処法を知っていれば痛みを早く減らすことができます。
- しみない食事
- 清潔にする
- 睡眠を十分にとる
- バランスの良い栄養を心がける
- 触らない・乾燥させない
- 必要なときは歯医者さんへ
これらを家族で意識すれば、口の中のトラブルが減り、楽しく元気に毎日を過ごせます。
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2026.01.03
【幼児・小学生の歯科知識23/29】歯をぶつけたときの対応はどうしたらいいのか?!

学校で走っていたら机にぶつかった、友だちと遊んでいて転んだ、体育の時間にボールが顔に当たった…。
こんなときに「歯をぶつけた!」という経験をしたことはありませんか?
歯はとてもかたいけれど、強い力が急に加わると、揺れたり、ぐらついたり、欠けたりすることがあります。
歯をぶつけたときに大切なのは、正しい応急処置を知っておくことです。
すぐにできる対応を知っていると、歯が助かったり、治りが早くなることがたくさんあります。
このコラムでは、みなさんにもわかりやすく、
「歯をぶつけたときにどうすればいいのか」を説明していきます。
● どうして歯をぶつけると問題になるの?
歯の根っこ(歯根)は、歯ぐきの中の骨にしっかりと支えられています。
でも、強い衝撃があると次のようなことが起きやすくなります。
- 歯がぐらぐらする
- 歯が欠ける
- 歯が曲がる(位置がずれる)
- 歯の根っこにひびが入る
- 歯ぐきから血が出る
- 歯が抜けてしまう
とくに、乳歯は根が短いのでぐらつきやすく、永久歯は将来ずっと使う大切な歯なので、どちらも注意が必要です。
「そんなに痛くないよ」
「ちょっとぶつけただけだから平気!」
と思っても、あとから歯が黒くなったり、根っこが炎症を起こしたりすることもあります。
だから、歯をぶつけたら必ず観察することがとても大切なのです。
● 歯をぶつけたときの正しい応急処置
ここでは、ぶつけた直後からできる、正しい応急処置の方法をくわしく説明します。
ケガをした本人だけでなく、まわりの家族の人や先生にも知っておいてほしい内容です。
① まずは落ち着こう!
びっくりして泣きそうになっても、深呼吸を一回。
歯をぶつけたときは、焦らないことが大事です。
- どこをぶつけたか
- 血が出ているか
- 歯が動いていないか
- 歯が欠けていないか
をゆっくり確かめます。
鏡があると状態を確認しやすいです。
② 出血していたら、清潔なガーゼでしっかり押さえる
血が出ていたら、ティッシュよりもガーゼがおすすめ。
ティッシュは、繊維が傷口に残ってしまうこともあるからです。
歯ぐきはやわらかいので、軽く押さえるだけで血が止まりやすいです。
5〜10分ほど押さえていると、ほとんどの場合は止まります。
③ 歯がぐらぐらしていたら、無理に触らない
つい気になって、指で触ったり、舌で押したりしてしまいがちですが、
これはぜったいにNG!
余計にぐらつきがひどくなることがあります。
食事をするときも、ぶつけたほうの歯を使わないように気をつけます。
④ 歯が欠けたら、欠けたかけらも保管!
ちょっとだけ欠けたとしても、歯医者さんで元に戻せることがあります。
そのため、欠けた部分を次のように保管しましょう。
おすすめの保管方法:
- 清潔な水につける(短時間ならOK)
- ラップに包んで乾燥を防ぐ
- 牛乳に保管する(人間の体液の浸透圧,PHに近い液体であるため)
⑤ 歯が完全に抜けたときは「歯の命を守る行動」を!
永久歯が抜けてしまったときは、時間との戦いです。
30分以内の処置で助かる確率がぐんと上がります。
やるべきことは…
- 歯の根っこには触らない!
歯の根には、とても大切な細胞がくっついています。 - 汚れていてもこすったり、ふいたりはしない。
- 牛乳にひたす・口の中に入れて保存する
(飲み込まないよう注意!) - とにかくすぐ歯医者さんへ
⑥ 歯の位置がずれたときは、自分で戻そうとしない!
曲がった歯を動かしたくても、絶対にやめましょう。
歯の根っこや骨を傷つけてしまうおそれがあります。
歯医者さんで正しい位置に戻してもらうことで、治る可能性が高くなります。
⑦ 氷で冷やすと痛みや腫れがおさまりやすい
ぶつけた部分が腫れているときは、冷たいタオルで冷やしましょう。
10分冷やして、少し時間をあけてまた冷やす、をくり返すと効果的です。
● いつ歯医者さんへ行けばいいの?
答えは 「できれば当日」 です。
歯は時間がたつほど治りにくくなります。
こんなときは、なるべく早く診てもらいましょう:
- 歯がぐらぐらしている
- 歯が欠けている
- 歯の位置が変わっている
- 血が止まらない
- 歯をぶつけてから痛みが続く
- 唇や歯ぐきに深い傷ができた
- 顔が腫れてきた
とくに永久歯は、一生使う大切な歯。
早めに行くことで、歯を守れる確率がグッと上がります。
● 歯をぶつけた後の観察ポイント
ぶつけた日は痛みがなくても、あとから症状が出ることがあります。
次のことに注意して、数日〜2週間は観察しましょう。
- 歯の色が変わっていないか(グレー・茶色など)
- 噛んだときに痛くないか
- 冷たいもの・熱いものがしみないか
- 歯ぐきが腫れてこないか
- ぐらつきがひどくなっていないか
1つでも気になることがあれば、すぐに歯医者さんで診てもらいましょう。
● 歯をぶつけないためにできる予防
歯をぶつけるのは、スポーツや遊びの場が多いです。
完全に防ぐことはむずかしいですが、少し工夫するだけでケガを減らせます。
● 体育や運動時は
- ぶつかりやすい場所で走らない
- 周りの人との距離に気をつける
- ボール競技では口を閉じるクセをつける
- 必要なスポーツは「マウスガード」を使う
● 家の中では
- 濡れた床ですべらないようにする
- 家具の角にぶつからないように整理する
● 小さな子と遊ぶときは
- 予想外の動きに注意
- 頭やひじがぶつからないよう距離をとる
● まとめ:正しい知識で歯を守ろう!
歯をぶつけたときは、
「落ち着く → 出血を止める → 歯を触らない → 欠けたら保管 → 早めに歯医者へ」
この流れがとても大切です。
歯は一度失うと、元には戻りません。
でも、正しい対応を知っていれば、歯を守れる可能性は大きく上がります。
あなたの歯は、あなたの一生の宝物。
もしケガをしてしまっても、慌てず正しい方法で対処して、
これからも元気な歯を大切にしていきましょう!
ドクタープロフィール
原歯科医院 院長
原 英次
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