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体の健康は歯の健康からブログ一覧

  • 2026.01.07

    【幼児・小学生の歯科知識25/29】気になる 口臭の原因と予防






    みなさんは、自分の“息(いき)”のにおいが気になったことはありますか?
    学校で友だちと話しているとき、家でおうちの人と話しているとき、ふと「あれ、なんだか口がにおうかも…?」と感じることがあるかもしれません。




    口のにおい、つまり“口臭(こうしゅう)”は、大人も幼児・小学生でも起こることがあります。
    多くの口臭はしっかりと原因があり、その原因を知れば予防できます。




    このコラムでは、




    • 口臭がどうして起こるのか
    • におわないお口を作るために今日からできること
      を、わかりやすくおはなしします。



    さあ、一緒に“いい息(いき)習慣”を身につけましょう!









    1. そもそも口臭ってなに?




    口臭(こうしゅう)とは、口から出るにおいのことです。
    だれでも朝起きたときや、お腹がすいているときには口がにおうことがあります。これは特別なことではなく、みんなに起こる自然な体のはたらきです。




    しかし、ずっと強いにおいが続くときは、何か原因がある場合があります。
    その原因の多くはお口の中にあり、毎日の習慣を変えるだけでよくなることが多いんです。




    2. 口臭の主な原因はこ




    ① 口の中の汚れ(プラーク・食べかす)




    いちばん多い原因は、口の中の汚れです。




    • 歯ブラシでみがき残しがある
    • 食べかすが歯のすき間に残っている
    • 舌の上に白いよごれ(舌苔:ぜったい)がついている



    これらの汚れの中で細菌(ばい菌)が食べかすを分解すると、くさいガスが出ます。
    このガスこそが「口臭」の正体です。




    • 甘いジュースをよく飲む
    • スナックをよく食べる
    • ダラダラ食べが習慣になっている
    • 歯みがきが苦手
    • お口で息をするのが当たり前になっている

    • という人は、口の中に細菌が育ちやすいので注意が必要です。



    ② むし歯や歯ぐきの病気




    むし歯が進んで穴があいたり、歯ぐきが炎症を起こすと、口の中で細菌が増えやすくなり、においの原因になります。




    • むし歯の穴に食べかすがたまる
    • 歯ぐきが腫れて血や膿(うみ)が出る
    • ぐらぐらする乳歯のまわりに汚れがたまる



    なども口臭のもとになります。




    ③ 口呼吸(くちこきゅう)




    鼻ではなく口で息をする習慣があると、口の中が乾きます。
    唾液(つば)が少なくなると、ばい菌が増えてにおいが強くなります。




    寝ている間に口があいてしまう人、鼻がつまりやすい人は注意しましょう。




    ④ 乾燥(だ液がすくない)




    だ液(つば)には「お口の掃除係」として




    • 細菌の増殖をおさえる
    • 汚れを流す
      といった大きな役割があります。



    だ液がへると細菌が増えてにおいの原因になります。




    乾燥しやすいシーンは、




    • 朝起きた直後
    • 長時間しゃべらずにいたとき
    • 水分をとらないとき
    • お口をポカーンと開ける習慣がある
    • 口で呼吸する



    です。




    ⑤ 食べ物のにおい




    にんにく・ネギ・たまねぎなど、特ににおいが強い食べ物を食べたあとには口臭が強くなります。
    これは一時的なもので、時間がたてば自然にもどります。




    3. 子どもにもよくある「口臭のパターン」




    実は小学生に多い口臭の原因には、次のようなものが目立ちます。




    ① 仕上げみがきが足りない




    高学年でも、上の奥歯のうら側などはみがき残しが出やすい場所です。




    丁寧な歯みがきができていないと、プラークという最近は臭いを発生します。




    ② 舌がよごれている




    白いコケのようなものが舌の上にたくさんついていませんか?
    これは細菌のかたまりで、においの原因になります。




    ③ 乳歯が抜ける時期もにおいやすい




    乳歯がぐらぐらしていると、食べかすがたまりやすくにおいが強くなることがあります。




    4. 今日からできる!口臭予防のポイント




    口臭は、ちょっとした習慣でぐんと改善できます。




    ① 歯みがきをていねいに!




    基本はやっぱり歯みがき。
    においの原因の多くみがき残しから生まれます。




    ★ ポイント




    • 1日2回以上の歯みがき習慣
    • 「寝る前」は特に丁寧にみがく
    • 奥歯・歯の間・歯ぐきのキワをしっかり
    • 歯ブラシは的確に動かす(ゴシゴシ強すぎはNG)



    仕上げみがきは低学年は必ず、高学年でもできるだけしてあげる・してもらうことが大切です。




    ② 舌もやさしくおそうじ




    舌の表面に白い汚れ(舌苔)がたまっていると、強いにおいの原因になります。




    ★ 舌ケアのコツ




    • 舌ブラシなどを使うのもよいでしょう
    • 歯ブラシで優しく擦ってあげるだけでも効果的(力を入れすぎない)
    • 後ろから前へ1〜2回なでる程度



    ※やりすぎると舌を傷つけてしまうので注意!




    ③ 水分をしっかりとる




    お口が乾くとにおいが強くなります。
    こまめに水を飲むことで、お口の乾燥を予防しましょう。




    • 学校でも休み時間に1口でいいから水を飲む
    • ジュースではなく水がおすすめ



    ④ よくかんで食べる




    よくかむと唾液がたくさん出て、自然と口臭予防になります。
    かむ回数の目安は 一口につき30回




    ⑤ 口呼吸をなおす努力をする




    • 鼻で息をする習慣をつける
    • 姿勢をよくする
    • あいうべ体操(口まわりの筋肉を鍛える)



    などが効果があります。




    ⑥ 早めの歯科受診




    むし歯や歯ぐきの病気があると口臭につながります。
    毎月~3ヶ月に1回はチェックを!




    5. 忘れちゃいけない!生活習慣のポイント




    ● 朝ごはんをちゃんと食べよう




    朝食を食べることで、だ液の分泌が増え、口の中がすっきりします。




    ● 寝る前の間食はしない




    寝ている間はだ液が減るので、むし歯やにおいの原因になります。




    ● 規則正しい生活が口の健康につながる




    早寝・早起き・バランスのよい食事は、お口の健康にもとても大切です。




    6. もし自分の口がにおうと感じたら?




    まずは原因を一緒に探すことが大切です。




    • 歯みがきは足りている?
    • 舌が白くなっていない?
    • 水分をとっている?
    • 鼻づまりはない?



    自分だけで心配しすぎず、
    家族や歯医者さんに相談することがいちばんの近道です。









    まとめ:口臭は改善できる!予防できる!




    口臭は、だれにでも起きる自然なことです。
    でも、正しい習慣を身につければ、ほとんどの口臭は改善できます。




    今日から始める口臭予防のポイント




    • 歯みがきをていねいに
    • 舌のおそうじ
    • 水分をしっかりとる
    • 口呼吸に気をつける
    • 定期的に歯医者さんでチェック



    毎日少しの意識で、あなたのお口はもっともっと健康になります。
    においの心配なく、元気に笑ったりおしゃべりしたりできるようになりますよ!

  • 2026.01.05

    【幼児・小学生の歯科知識24/29】 口内炎・口の中の小さなトラブルの対処法






    口の中はとてもデリケートで、小さな傷でもしみたり、痛くなったりします。とくに「口内炎(こうないえん)」は子どもから大人までよくできる“身近だけどやっかい”なトラブルです。




    今回は、口内炎の原因・よくある種類・おうちでできる対処法・歯医者さんに行くタイミング・予防方法 をまとめて紹介します。
    家族みんなで知っておくと安心できる内容です。




    1. そもそも「口内炎」ってなに?




    口内炎とは、口の中の粘膜(ほっぺの内側、くちびるの裏、舌、歯ぐきなど)が炎症(えんしょう)を起こして、赤くなったり、白い小さな凹みのようになったりする状態のことです。




    ▼ よくある口内炎の見た目




    • 白っぽい丸い点
    • 周りが赤くはれている
    • しみる・ズキズキ痛む
    • 舌にできる場合は動かすと痛い
    • 食べものが当たると強く痛む



    小さくても痛くて、食べるのも話すのもつらくなることがあります。




    2. 口内炎ができる理由は?




    口内炎ができる原因は一つだけではありません。子どもに多い理由をわかりやすくまとめました。




    ① 口の中を噛んでしまう




    ごはんを急いで食べたときや、しゃべりながら食べたとき、寝ているときに「ガブッ」とほっぺを噛んでしまうと、そこが傷になって口内炎になりやすくなります。




    ② 歯のとがったところが当たる




    むし歯で欠けた歯、グラグラして尖った乳歯、矯正のワイヤーなどが当たって傷になることもあります。




    ③ 口の中が乾く(口呼吸)




    口で息をする習慣があると、口の中が乾いて細菌が増え、口内炎の原因になります。




    ④ 睡眠不足・ストレス・疲れ




    実は心の疲れや体の疲れも口内炎の原因になります。学校の行事が続いたり、生活リズムが乱れたりするとできやすくなります。




    ⑤ 栄養不足




    ビタミンB群(とくにB2・B6)が足りないと、口の中が荒れやすくなります。




    ⑥ アレルギーや風邪




    体の免疫力が下がっているときも、口内炎ができやすい状態になります。




    手足口病など症状の一つとして現れる場合もあります。




    3. 幼児や小学生によくある「口の中の小さなトラブル」




    口内炎以外にも、口の中にはいろいろな“トラブル”が起きます。




    ① 口の中を噛んだ傷




    白くなったり赤く腫れたりして痛みます。多くは数日で治ります。




    ② やけど




    熱いスープなどの食べ物で口の中をやけどすることがあります。




    歯ぐきの薄皮が剥けて白くなったりすることもあります。




    ③ くちびるの切れ




    冬や乾燥でくちびるが割れて痛むことがあります。




    ④ 歯ブラシの当たり傷




    強く磨きすぎると歯ぐきに傷ができます。




    ⑤ 舌をかむ・舌がこすれる




    舌の側面が白くただれたり、赤くなって痛むことがあります。




    どれも身近ですが、正しい対処法を知っていると早く楽になります。




    4. おうちでできる口内炎の対処法




    病院へ行くほどではないけれど、痛いときにできる優しいケアを紹介します。




    ① しみない食べものを選ぶ




    痛みを強くしない食べものに変えると、食事がラクになります。




    • おかゆ、うどん
    • ヨーグルト、プリン
    • 温かすぎないスープ
    • やわらかいおかず



    さけた方がいいもの:




    • カレーなどの刺激物
    • 酸っぱいもの(レモン、みかんなど)
    • 塩辛いもの
    • アツアツの食べもの



    ② よくうがいする




    水または薄めたうがい薬で口を清潔に保ちます。




    ③ オーバーに口を動かさずしゃべる




    傷が広がらないようにゆっくり話すと痛みが増えません。




    ④ 休息をしっかりとる




    睡眠不足は治りを遅くします。よく寝ることで早く治ります。




    ⑤ ビタミンをとる




    とくに大事なのはビタミンB2・B6。




    • 牛乳
    • バナナ
    • まぐろ・さけ
    • ほうれん草



    食事でまかなえないときは、医師に相談してサプリを使うこともあります。




    5. “やってはいけないこと”に注意!




    口内炎ができたとき、ついやりがちなNG行動があります。




    • 指や舌で触る
    • めくってしまう
    • 辛いもの・すっぱいものを食べ続ける
    • ゴシゴシ強く歯みがきする
    • 口呼吸のままにする
    • 清潔にしない



    これらは治りを遅くします。




    6. こんなときは歯医者さんへ行こう




    次の状態がある場合は、早めに受診しましょう。




    • 2週間たっても治らない
    • 痛みがどんどんひどくなる
    • 口の中が広い範囲で赤くただれている
    • 高熱がある
    • 繰り返し同じ場所にできる
    • 歯が欠けて当たっている感じがする
    • 矯正器具がこすれて痛い



    とくに 長期間治らない口内炎は、別の病気の可能性もあるので必ず専門家に相談します。




    7. 歯医者さんでしてもらえること




    歯科医院では、次のような治療を受けられます。




    • 炎症を抑えるお薬(軟膏)の処方
    • 当たっている歯の形の調整
    • 口の中の清掃
    • 原因の特定(アレルギー・感染症・噛み合わせなど)
    • 矯正装置の当たり調整



    専門的なケアで、治りがぐんと早くなることがあります。




    8. 口内炎を予防するための毎日の習慣




    ■ ① ゆっくりよく噛んで食べる
    急ぐと口を噛みやすいので注意。




    ■ ② 口呼吸より鼻呼吸
    口が乾燥すると炎症が起きやすくなります。




    ■ ③ 毎日ていねいに歯みがき
    ゴシゴシみがきはNG。やさしく。




    歯ぐきを擦るようなはみがきはしないように




    ■ ④ 水分をこまめにとる
    口をうるおすことで細菌の増加を防ぎます。




    ■ ⑤ 規則正しい生活
    睡眠不足は免疫力を下げて口内炎の元になってしまうことがあります。




    ■ ⑥ バランスのいい食事
    ビタミンをしっかりとることが大切。




    ■ ⑦ 歯並びや器具のチェック
    ワイヤー矯正中の子はとくに注意。




    9. まとめ:小さなトラブルでも早めの対処が大事!




    口内炎は身近なトラブルですが、
    正しい対処法を知っていれば痛みを早く減らすことができます。




    • しみない食事
    • 清潔にする
    • 睡眠を十分にとる
    • バランスの良い栄養を心がける
    • 触らない・乾燥させない
    • 必要なときは歯医者さんへ



    これらを家族で意識すれば、口の中のトラブルが減り、楽しく元気に毎日を過ごせます。

  • 2026.01.03

    【幼児・小学生の歯科知識23/29】歯をぶつけたときの対応はどうしたらいいのか?!






    学校で走っていたら机にぶつかった、友だちと遊んでいて転んだ、体育の時間にボールが顔に当たった…。
    こんなときに「歯をぶつけた!」という経験をしたことはありませんか?
    歯はとてもかたいけれど、強い力が急に加わると、揺れたり、ぐらついたり、欠けたりすることがあります。




    歯をぶつけたときに大切なのは、正しい応急処置を知っておくことです。
    すぐにできる対応を知っていると、歯が助かったり、治りが早くなることがたくさんあります。




    このコラムでは、みなさんにもわかりやすく、
    「歯をぶつけたときにどうすればいいのか」を説明していきます。









    ● どうして歯をぶつけると問題になるの?




    歯の根っこ(歯根)は、歯ぐきの中の骨にしっかりと支えられています。
    でも、強い衝撃があると次のようなことが起きやすくなります。




    • 歯がぐらぐらする
    • 歯が欠ける
    • 歯が曲がる(位置がずれる)
    • 歯の根っこにひびが入る
    • 歯ぐきから血が出る
    • 歯が抜けてしまう



    とくに、乳歯は根が短いのでぐらつきやすく、永久歯は将来ずっと使う大切な歯なので、どちらも注意が必要です。




    「そんなに痛くないよ」
    「ちょっとぶつけただけだから平気!」
    と思っても、あとから歯が黒くなったり、根っこが炎症を起こしたりすることもあります。




    だから、歯をぶつけたら必ず観察することがとても大切なのです。









    ● 歯をぶつけたときの正しい応急処置




    ここでは、ぶつけた直後からできる、正しい応急処置の方法をくわしく説明します。
    ケガをした本人だけでなく、まわりの家族の人や先生にも知っておいてほしい内容です。




    ① まずは落ち着こう!




    びっくりして泣きそうになっても、深呼吸を一回。
    歯をぶつけたときは、焦らないことが大事です。




    • どこをぶつけたか
    • 血が出ているか
    • 歯が動いていないか
    • 歯が欠けていないか



    をゆっくり確かめます。




    鏡があると状態を確認しやすいです。




    ② 出血していたら、清潔なガーゼでしっかり押さえる




    血が出ていたら、ティッシュよりもガーゼがおすすめ。




    ティッシュは、繊維が傷口に残ってしまうこともあるからです。
    歯ぐきはやわらかいので、軽く押さえるだけで血が止まりやすいです。




    5〜10分ほど押さえていると、ほとんどの場合は止まります。




    ③ 歯がぐらぐらしていたら、無理に触らない




    つい気になって、指で触ったり、舌で押したりしてしまいがちですが、
    これはぜったいにNG!




    余計にぐらつきがひどくなることがあります。




    食事をするときも、ぶつけたほうの歯を使わないように気をつけます。




    ④ 歯が欠けたら、欠けたかけらも保管!




    ちょっとだけ欠けたとしても、歯医者さんで元に戻せることがあります。
    そのため、欠けた部分を次のように保管しましょう。




    おすすめの保管方法:




    • 清潔な水につける(短時間ならOK)
    • ラップに包んで乾燥を防ぐ
    • 牛乳に保管する(人間の体液の浸透圧,PHに近い液体であるため)



    ⑤ 歯が完全に抜けたときは「歯の命を守る行動」を!




    永久歯が抜けてしまったときは、時間との戦いです。
    30分以内の処置で助かる確率がぐんと上がります。




    やるべきことは…




    1. 歯の根っこには触らない!
       歯の根には、とても大切な細胞がくっついています。
    2. 汚れていてもこすったり、ふいたりはしない。
    3. 牛乳にひたす・口の中に入れて保存する
       (飲み込まないよう注意!)
    4. とにかくすぐ歯医者さんへ



    ⑥ 歯の位置がずれたときは、自分で戻そうとしない!




    曲がった歯を動かしたくても、絶対にやめましょう。
    歯の根っこや骨を傷つけてしまうおそれがあります。




    歯医者さんで正しい位置に戻してもらうことで、治る可能性が高くなります。




    ⑦ 氷で冷やすと痛みや腫れがおさまりやすい




    ぶつけた部分が腫れているときは、冷たいタオルで冷やしましょう。
    10分冷やして、少し時間をあけてまた冷やす、をくり返すと効果的です。









    ● いつ歯医者さんへ行けばいいの?




    答えは 「できれば当日」 です。
    歯は時間がたつほど治りにくくなります。




    こんなときは、なるべく早く診てもらいましょう:




    • 歯がぐらぐらしている
    • 歯が欠けている
    • 歯の位置が変わっている
    • 血が止まらない
    • 歯をぶつけてから痛みが続く
    • 唇や歯ぐきに深い傷ができた
    • 顔が腫れてきた



    とくに永久歯は、一生使う大切な歯。
    早めに行くことで、歯を守れる確率がグッと上がります。









    ● 歯をぶつけた後の観察ポイント




    ぶつけた日は痛みがなくても、あとから症状が出ることがあります。
    次のことに注意して、数日〜2週間は観察しましょう。




    • 歯の色が変わっていないか(グレー・茶色など)
    • 噛んだときに痛くないか
    • 冷たいもの・熱いものがしみないか
    • 歯ぐきが腫れてこないか
    • ぐらつきがひどくなっていないか



    1つでも気になることがあれば、すぐに歯医者さんで診てもらいましょう。









    ● 歯をぶつけないためにできる予防




    歯をぶつけるのは、スポーツや遊びの場が多いです。
    完全に防ぐことはむずかしいですが、少し工夫するだけでケガを減らせます。




    ● 体育や運動時は




    • ぶつかりやすい場所で走らない
    • 周りの人との距離に気をつける
    • ボール競技では口を閉じるクセをつける
    • 必要なスポーツは「マウスガード」を使う



    ● 家の中では




    • 濡れた床ですべらないようにする
    • 家具の角にぶつからないように整理する



    ● 小さな子と遊ぶときは




    • 予想外の動きに注意
    • 頭やひじがぶつからないよう距離をとる








    ● まとめ:正しい知識で歯を守ろう!




    歯をぶつけたときは、
    「落ち着く → 出血を止める → 歯を触らない → 欠けたら保管 → 早めに歯医者へ」
    この流れがとても大切です。




    歯は一度失うと、元には戻りません。
    でも、正しい対応を知っていれば、歯を守れる可能性は大きく上がります。




    あなたの歯は、あなたの一生の宝物。
    もしケガをしてしまっても、慌てず正しい方法で対処して、
    これからも元気な歯を大切にしていきましょう!

  • 2026.01.01

    【幼児・小学生の歯科知識22/29】 歯ぐきが腫れたときにできること






    ある日、鏡を見たら歯ぐきがぷくっとふくらんでいる。
    ごはんを食べるとなんだかズキっとする。
    歯みがきをすると血が出る……。




    そんな歯ぐきのトラブルは、実は幼児や小学生にもよくあります。




    「むし歯じゃないのに痛いのはどうして?」
    「歯ぐきが腫れたらどうしたらいいの?」




    このコラムでは、歯ぐきが腫れる理由や、家でできる対処法、そして歯医者さんに行くべきサインまで、誰でも理解できる言葉と例えを使ってていねいに解説します。









    1. 歯ぐきが腫れるってどんな状態?




    歯ぐき(歯肉しにく)は、歯をささえる大切な組織です。
    柔らかくて血の流れが多く、ばい菌が入りやすい場所でもあります。




    腫れる(はれる)というのは、




    • 赤くなる
    • ぷくっとふくらむ
    • いつもより熱く感じる
    • さわると痛い



    などの変化が起きている状態です。




    これは、体が「ばい菌と戦っている」サインともいえます。
    かぜをひいたときにリンパが腫れたり、熱が出るのと同じです。









    2. 小学生に多い“歯ぐきが腫れる”理由




    歯ぐきが腫れる原因はいくつかあります。
    ここでは、幼児や小学生によく見られる代表的なものを紹介します。




    ① 歯みがき不足による歯ぐきの炎症(歯肉炎)




    一番多いのがこれです。




    歯みがきのし残しが続くと、歯と歯ぐきの間にプラーク(ばい菌のかたまり)がたまり、炎症が起こります。




    こんなサインに注意!




    • 歯みがきで血が出る
    • 歯ぐきが赤い
    • 歯と歯の間の歯ぐきが丸くふくらんで見える
    • 口の中がねばねばする
    • 口臭がする



    歯肉炎は早めに対処すれば治ることが多いですが、放っておくと悪化します。




    ② むし歯が進んで歯ぐきに炎症が広がっている




    むし歯が深くなると、歯の神経にまでばい菌が広がり、根の先で膿(うみ)がたまって歯ぐきを押し上げることがあります。歯の根元当たりが、ぷくっと膨らんだりします。




    歯ぐきだけでなく、歯そのものがじんわり痛むのも特徴です。




    ③ 食べ物が歯の間に挟まり炎症を起こす




    パンのかけら、お肉、繊維の多い野菜などが強く挟まると、
    歯ぐきが傷つき、そこから炎症が起こることがあります。




    「昨日から同じ場所がズキズキする」というときは、フロスで取ると改善することが多いです。




    ④ 乳歯から永久歯に生えかわる時期の炎症




    小学生はまさに生えかわりの真っ最中。




    • 永久歯が生えてくるとき
    • 乳歯がグラグラしているとき



    に周囲の歯ぐきが腫れたり、軽く痛むことがあります。




    これは体の自然な変化のひとつですが、むし歯や汚れがあると炎症が強くなります。




    ⑤ 歯をぶつけた後の炎症




    体育や遊びでころんだとき、歯をぶつけると歯ぐきが腫れることがあります。




    打撲(だぼく)により血流が増えるためで、数日で落ち着くこともありますが、
    歯が動いている、色が変わった、痛むなどの場合は受診が必要です。




    ⑥ 歯並びが混みあって磨きにくい




    歯がガタガタしている子は、汚れが残りやすく炎症が起きやすいです。




    小学生は生えたての永久歯が大きいため、磨き残しが増えがちです。









    3. 歯ぐきが腫れたときに家でできる応急処置




    歯ぐきの腫れは、正しい対処をすれば悪化を防ぐことができます。
    ただし、腫れが治まったからといって治ったわけではないことが多いので注意してください。




    ① まずは口の中をきれいにする(ぬるま湯うがい)




    熱すぎる・冷たすぎる水は刺激になるのでNG。




    ポイント




    • ぬるま湯で軽くうがい
    • しみる部分に水を強く当てない
    • 食べかすをやさしく流すイメージで



    ② 歯の間の汚れをフロスでやさしく取る




    挟まった食べ物が原因の場合、フロスで取るだけで痛みが改善することも。




    ただし、強く押し込まないこと。
    腫れた歯ぐきはとてもデリケートです。




    ③ ほほの外側から冷やす




    冷たく冷やしたタオルを、ほほに軽く当てる程度でOK。




    • 冷やしすぎない
    • 長時間当てっぱなしにしない



    腫れによる熱感(ねつっぽさ)が少し楽になります。




    ④ 痛みが強い場合は痛み止めを使うことも可




    ※ 子どもに使えない薬もあるため、自分で飲まないこと。




    痛み止めは一時的に楽になるだけで、原因が治るわけではありません。









    4. 絶対にやってはいけないこと




    歯ぐきが腫れているときは、やってはいけないことがいくつかあります。




    ① 指や舌でさわること




    気になってしまいますが、ばい菌が増えて悪化します。




    ② 温めること(熱いお風呂・カイロなど)




    血流が増えて腫れが悪化する恐れがあります。




    ③ 自分で膿を出そうとする




    絶対にNG!
    ばい菌がさらに広がり、重症化することがあります。




    ④ 「なおるかも」と放置する




    軽い腫れは一時的にひくことがありますが、原因が残ったままです。
    必ず歯医者さんでチェックしてもらいましょう。









    5. 歯医者さんに行くべきサイン




    こんな症状がある場合は、早めの受診が必要です。




    • ほほがふくらむように腫れている
    • 触らなくてもズキズキ痛む
    • グラグラしていた乳歯付近が赤く腫れている
    • 歯ぐきに白いできもの(膿)が見える
    • 熱いものでも痛む
    • 何日も同じ場所が痛む
    • 痛み止めが効かない











    6. 歯ぐきの腫れを防ぐために今日からできる習慣




    腫れが起きにくい健康な歯ぐきを作るには、毎日の習慣が大切です。




    ① 歯ブラシとフロスのダブルケア




    歯ブラシで落とせる汚れは60%
    残りの40%は、歯と歯の間の汚れ(フロスの役割)です。




    小学生でもできるので、習慣にするのが大切です。




    ② 歯みがきは“生えたての歯”を念入りに




    生えたての永久歯はむし歯になりやすいだけでなく、歯ぐきとの境目に汚れがたまりやすいです。




    ③ ダラダラ食べをやめる




    甘いものを長時間食べ続けると、細菌が増えやすく歯ぐきの炎症にもつながります。




    ④ 朝起きたらお口チェックを習慣に




    • ねばねばしていないか
    • 血が出る場所がないか
    • 歯ぐきの色が赤くないか



    日頃から気づける力が育ちます。




    ⑤ 1〜3か月に1度の定期健診へ




    トラブルを小さいうちに見つけてもらえるので、
    痛みも治療も軽くすみます。









    7. 歯ぐきは“体のバロメーター”でもある




    実は歯ぐきは、体の健康とも関わっています。




    • かぜのとき腫れやすい
    • 睡眠不足やストレスで炎症が強くなる
    • 体調が悪いと出血しやすい



    歯ぐきは、体調変化にも敏感に反応する場所なのです。









    まとめ




    • 歯ぐきが腫れるのは、ばい菌と戦っているサイン
    • 小学生に多い原因は「磨き残し」「生えかわり」「食べ物の詰まり」
    • ぬるま湯うがい・フロス・冷やすの3つが応急処置
    • 触る・温める・潰すは絶対NG
    • 強い痛みや大きな腫れはすぐ歯医者さんへ
    • 予防の基本は「ていねいな歯みがき」と「定期健診」



    歯ぐきの腫れは、正しく対処すれば怖くありません。
    サインに早く気づいてあげることで、歯の未来は大きく変わります。

  • 2025.12.30

    【幼児・小学生の歯科知識21/29】 歯が痛いときのサインと応急処置






    歯が「ズキズキする」「食べるとしみる」「かむと痛い」——
    こんなとき、実は歯は「困ってるよ」「助けて~!」とサインを出しています。




    歯の痛みは、むし歯だけが原因ではありません。歯ぐきのトラブル、かみしめによる負担、食べ物がはさまっただけのこともあります。でも、どんな原因でも放っておくと悪化して、もっとつらくなることもあります。




    このコラムでは、




    • 誰でもわかる「歯が痛くなるサイン」
    • 痛みが出たときに家でできる「応急処置」
    • 絶対にやってはいけないこと
    • 歯医者さんに行くべきタイミング



    をわかりやすくまとめていきます。









    1. 歯が痛むってどういうこと?




    歯の痛みは、歯の内側にある「神経(しんけい)」が刺激を受けている状態です。神経はとても敏感で、「熱い」「冷たい」「圧(おす力)」「炎症(赤くはれること)」などを感じ取り、痛みとして脳へ伝えます。




    痛みが出るしくみ・簡単解説




    歯の表面は、エナメル質という硬い壁で守られている。




    でも、むし歯で穴が開いたり、歯ぐきが下がって根元が見えたりすると、神経に近いところが刺激される。その刺激が痛いと感じるのです。




    つまり、痛みは「何かがおかしいよ」という大事な警報(けいほう)なんです。









    2. 歯の痛みのいろいろな種類




    「歯が痛い」といっても、感じ方はさまざま。
    種類によって原因がちがうこともあります。




    ① 冷たいものがしみる




    氷水、アイス、冷たいジュースを飲んだときに「キーン!」とする痛み。




    考えられる原因




    • むし歯の初期
    • 歯ぐきが少し下がって根元が見えている
    • 歯の表面がすりへっている
    • 大きくかみしめて歯に負担がかかっている



    ② 熱いものがしみる




    スープやお味噌汁でズキっと痛む。




    考えられる原因




    • 神経の炎症(むし歯がすすんでいることも)
      → 早めに歯医者さんへ!



    ③ かむと痛い




    パンをかんだとき、給食のときなど「ガンッ」と響くように痛む。




    考えられる原因




    • 食べ物が歯の間にギュッとはさまって歯ぐきが炎症を起こしている
    • 歯にヒビが入っている
    • かむ力の強いクセ(食いしばり・歯ぎしり)
    • むし歯



    ④ じっとしていてもズキズキ痛む




    これは危険サイン。夜に痛みが強くなることも。




    考えられる原因




    • 神経が炎症をおこしている
    • むし歯が大きく進んでいる



    → すぐに歯医者さんへ行く必要があります。









    3. 家でできる応急処置




    痛みを完全に消すことはできないけれど、悪化をふせぐことはできます。




    ① 口の中をきれいにする(ぬるま湯でうがい)




    汚れが残っていると炎症が強くなることがあります。




    ✔ ぬるま湯(冷たすぎず、熱すぎない)でうがい
    ✔ 食べ物がつまっている場合は歯ブラシやデンタルフロスでやさしく取る
    (ゴシゴシこすらない)




    ② 冷やす(外からそっと)




    ほほの外側から濡らして冷たいタオルで軽く冷やします。
    ※ 冷やしすぎると逆効果。




    ③ 痛みが強いときは大人に相談して市販の痛み止めを使うことも




    子どもに使っていい薬か、大人が必ず確認すること!
    (自分で勝手に飲まない)









    4. 絶対にやってはいけないこと




    これは悪化させる原因になります。




    ① 痛い部分を強く押す




    → 炎症が悪化して、さらにズキズキします。




    ② 温める




    → おふろで痛みが強くなるのは、血流が増えて炎症が悪化するため。




    ③ 「治ったかな?」と舌や指でさわり続ける




    → ばい菌が入りやすく、治りが遅くなる。




    ④ 家で放置する




    → 痛みは自然には治らないことが多いです。









    5. 歯医者さんに行くべきサイン




    こんなときは、なるべく早く歯医者さんへ。




    • じっとしていても痛い
    • 夜中に目が覚めるほど痛い
    • ほほが腫れてきた
    • 熱いものが痛くて食べられない
    • フロスを通すと毎回痛くて出血する
    • 同じ場所を何回もむし歯で治している



    痛みは、体からの大事なSOS。
    お医者さんにみてもらうのがいちばん確実です。









    6. 歯の痛みを防ぐために今日からできること




    毎日の習慣で、痛みはぐっと減らせます。




    ① 歯ブラシ × フロスでしっかりキレイにする




    歯ブラシだけだと、歯の間の汚れは取れません。
    幼い頃からフロス習慣をつけると、将来むし歯が激減します。




    ② 甘いものは“時間を決めて”




    ダラダラ食べはむし歯の大きな原因。




    ③ 寝る前の歯みがきは絶対に手を抜かない




    寝ている間はばい菌が大よろこびで増えるからです。




    ④ かみしめ・歯ぎしりに注意




    朝起きたときにあごが疲れている場合は
    歯医者さんに相談するといい。




    ⑤ 定期健診に行く習慣をつくる




    痛くなくても行くのがポイント。
    早期発見なら痛みも治療も少なくてすむからです。









    7. 歯が痛いときは「がまんしない」がいちばん大事




    学校が忙しかったり、苦手で行きづらかったりして
    つい我慢してしまう子もいます。




    でも、歯の痛みは自然に治ることが少ないので、
    早めに対処した方が絶対にラクで、治療も小さくてすみます。




    痛みのあるときは、




    • 家族に必ず伝える
    • 応急処置をする
    • 歯医者さんで見てもらう



    これがいちばん安心・安全な流れです。









    まとめ




    • 歯の痛みは体からの大事なサイン
    • 冷たい・熱い・かむと痛い・ズキズキなど痛み方で原因が異なる
    • 家でできる応急処置は「うがい」「冷やす」「清潔にする」
    • 押す・温める・放置するはNG
    • 悪化する前に歯医者さんへ
    • 毎日の予防が、痛みゼロの未来を作る



    歯は、一生つかうとても大切な体の一部です。
    サインを見逃さず、やさしくケアしてあげることで
    ずっと元気で丈夫な歯を守ることができます。